検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

教育学演習I

科目
教育学演習I
区分
教育学科科目群
授業コード
16077
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/78
単位数
2単位
担当者名
今尾 佳生
授業の概要
「見えないものを見る力」「見えないものを見える形にする力」。社会学と民俗学(文化人類学や神話学をふくむ)の視点と方法を学ぶことによって、この2つの力を養いつつ、人間のトータルな理解を目指すのが、本演習のねらいである。本年度は、受講者の自律的研究の素地となるように、教育という営みを幅広く捉え、社会学視点と研究方法を学びつつ、対人コミュニケーション、自己形成、集団の成り立ち、排除と逸脱等、我々の日常生活上の様々な問題を題材として検討討しつつ、社会学の視点で諸現象を考察するための資質を養う。本演習担当者は、演習を自律的な研究能力を涵養する機会であると捉えている。従って、授業は受講生個々の発表が主体となる。また自律的な研究能力を身に付けるためには相当量の読書と執筆が不可欠であるため、受講生には別途配付する文献リストから数冊を選んでブックレヴューを作成したり、各自の研究構想についてについてのレポートを提出することが義 務づけられる。さらに社会科学を文献研究のみで行う事はできないので、実地調査を厭わない事が参加のための前提条件である。
到達目標
社会学の特質を理解するとともに、現象学的社会学/シンボリック相互作用論の視点で社会的諸現象を考察できるようになることを目指す。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
導入: 本演習のテーマと受講生の問題関心演習運営の指針をよく理解すること。
第2回目
社会学的関心と視点 パースペクティヴ/相対化/異化発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第3回目
社会化と社会統制 社会・文化的被拘束性発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第4回目
社会的行為 主体的に生きる人間発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第5回目
生活史(Life-History) 社会的関係の結び目としての個人発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第6回目
歴史社会学 歴史の中の人間発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第7回目
社会生態学 人間と空間発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第8回目
家族社会学親子の関係発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第9回目
小集団社会学グループ・ダイナミクス発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第10回目
排除と逸脱アノミー/ラベリング/スティグマ発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第11回目
シンボリック相互作用論の考え方状況定義/解釈的パラダイム/発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第12回目
自我の社会的形成役割取得/重要な他者/準拠集団/主我・客我発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第13回目
ドラマとしての社会即自的アイデンティティ/対他的アイデンティティ発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第14回目
異文化・異社会との出会い第三項排除理論/文化英雄/中心と周縁発表担当者は事前によく準備しておくこと。
第15回目
組織の中の人間ネゴシエーション/発表担当者は事前によく準備しておくこと。

教科書
船津衛他『シンボリック相互作用論の世界』、恒星社厚生閣、1995年 ¥3,502
 「今尾ゼミ資料集1」(授業初回時に配布)
参考文献
随時紹介する。
成績評価方法
ブック・レポート30%/発表20%/期末レポート50%
そのほか受講者への指示/メッセージ
本演習担当者は、演習を自律的な研究能力と実践能力を涵養する機会であると捉えている。したがって、授業は受講生個々の発表と活動とが主体となる。また自律的な研究能力を身に付けるためには相当量の読書と執筆が不可欠であるため、受講生にはブックレヴュー、各自の研究構想、フィールドワークレポート等の提出が義務づけられる。さらに社会科学を文献のみで行うことは出来ないので、実地踏査を厭わないことが参加のための前提条件である。

更新日:
検索トップページ担当別50音一覧