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アートマネジメントI

科目
アートマネジメントI
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
17167
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/34
単位数
2単位
担当者名
笹井 宏益
授業の概要
アートの価値(特に社会的存在意義)は「目には見えない」ものであることから、一般人はもとよりアーチスト自身にとっても、なかなか理解されないのが実情である。この授業では、個人の人生にとって、あるいは社会の発展にとって、アートの秘める様々な可能性について考察するとともに、それらの可能性を現実のものとするためのマネージメントの必要性について、多様なアプローチにより明らかにする。また、マネージメントだけでは自立し得ないアートにかかわる社会的な支援装置について、日本の実情をもとに説明する。
到達目標
*アーチストにとって「アートマネージメント」の視点をもつことの重要性を理解する。
 *アートを支えるための諸制度や様々な取組み・活動の実態を知る。
 *アートが社会の発展に及ぼす影響について理解する。
 *自らの人生を切り拓く上で、アートは様々な可能性をもつものであることを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
アートと社会のよい関係  -アートマネージメント入門- 様々な社会がアートをどのようにとらえてきたか、歴史的なアプローチにより明らかにする。特になし
第2回目
職業としてのアーチスト(1)-客観的なデータから- 客観的なデータをもとに、アーチストの生活や活動実態を浮き彫りにする。特になし
第3回目
職業としてのアーチスト(2)-あるアーチストの活動- ゲスト講師との対話をとおして、「アーチスト」が社会的に存在することの意味を考察する。小レポート作成
第4回目
アートを経営する(1)   -経営的視点の大切さ- アートは、社会的なマネージメント(経営)があって初めて存在価値を生ずるものであることを理論的に理解する。特になし
第5回目
アートを経営する(2)   -アートマネージャーの仕事- ゲスト講師との対話をとおして、「アートを経営する」ことについての具体的なイメージを描く。小レポート作成
第6回目
アートを経営する(3)   -資金調達の方法- アートの経営において重要な位置を占める資金調達の方法について理解する。特になし
第7回目
アートを経営する(4)   -ケーススタディの検討- ケーススタディの検討をとおして、実際に自分がアートの経営者になったつもりでシミュレーションを行い、アートマネージメントにおける問題の所在を理解する。グループワークの実施
第8回目
アートを支える装置(1)  -国や自治体の文化政策-アートを支援する制度や、国や自治体の文化政策の概要を理解する。特になし
第9回目
アートを支える装置(2)  -企業のメセナ活動-アートを支援するための民間企業の取組みを知る。特になし
第10回目
アートを支える装置(3)  -著作権制度と保険制度-著作権制度や美術品等にかかわる保険制度の概要について理解する。特になし
第11回目
市民活動とアート     -NPOによる芸術支援活動-市民活動の発展形態としてのNPOによる、アートに対する様々な支援活動の実態を把握する。小レポートの作成
第12回目
地域社会とアート     -ケーススタディの検討-アートが地域社会の創造にどのようにかかわるのか、ケーススタディの検討をとおして考察する。グループワークの実施
第13回目
アートが創る産業社会経済の発展や福祉の充実などに対して、アートがいかに大きな影響を及ぼしているかについて理解する。特になし
第14回目
生活の芸術化を目指して生活の中にアートを取り込むことが「豊かな人生」を送る上での第一歩であることを理解する。特になし
第15回目
まとめこれまでの授業の総括を行う。特になし

教科書
特に使用しない 必要資料を適宜配布
参考文献
「現代のまちづくり」 池上 惇 他著 丸善ライブラリー
  「文化を事業する」 清水嘉弘 著 丸善ライブラリー
  「演劇と社会」 中山夏織 著 美学出版
成績評価方法
授業内提出小レポート20% 最終レポート50% 出席(グループワークへの参加態度を含む)30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
*必要に応じて授業の中で小レポートを課す。
  *必要に応じてグループワークを実施する。

更新日:
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