授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | 舞台装置の役割と仕事 | 舞台美術とは何か、その表現領域、舞台装置の役割と仕事、その進め方などを明らかにする。 | ほぼ毎週、授業内容に関連した課題に取り組む。
詳細は授業時に説明する。 |
第2回目 | 脚本研究と舞台の基本構想 | 台本を熟読して作品の内容を理解し、各場面の劇的状況を理解する。そして具体化の方向を探る。 | 〃 |
第3回目 | 装置プランの基本方針 | 演出方針を把握し、舞台全体の表現様式の統一、装置プランの進むべき方向を検討する。 | 〃 |
第4回目 | 資料や取材によるリサーチ | 文献・絵画・映像等の資料や現地取材を通して、脚本が求める場面のイメージを明確にする。 | 〃 |
第5回目 | 会場条件の把握 | 上演会場を下見し、舞台と客席の関係、会場の雰囲気、舞台機構、設備などの状況を把握する。 | 〃 |
第6回目 | 演技空間の構成 | 各場面毎に俳優の居所、動線、登退場口、家具等の配置を考え、適切な演技空間を計画する。 | 〃 |
第7回目 | 場面構成と舞台転換 | 各場面の情景、時代、季節、雰囲気等を考えた上で、全場面の構成と舞台転換のあり方を計画する。 | 〃 |
第8回目 | 発想から表現への具体化 | ラフなスケッチや模型を使って各場面のイメージを検証し、具体的な表現へと膨らます。 | 〃 |
第9回目 | 〃 | 装置プランを劇場図面に起こし、図面上で劇場の諸条件と照合して調整する。 | 〃 |
第10回目 | 〃 | リサーチ資料を元に装置の各部分のディテールを検討し、視覚的効果をより明確にする。 | 〃 |
第11回目 | 〃 | 各場面の舞台装置図(道具帳)を描く。また装置の断面図・平面図を起こして模型舞台をつくる。 | 〃 |
第12回目 | 装置プランの提案 | 仕上げた図面、道具帳、模型等を用いて、装置プランのプレゼンテーションを行う。 | ※期末課題の作品提出 |
第13回目 | 舞台美術展への準備 | 各自の模型舞台に照明効果を加え、デジタル映像化して展示作品にする。また受講者全員で展示会の業務を分担し、企画から実施迄を担当する。 | 以下の授業は、舞台美術展の開催時期に集中的に実施する。
※作品展示への準備 |
第14回目 | 舞台美術展の開催 | 会場の受付やギャラリー・トークを通して、プレゼンテーション・スキルを身につける。 | |
第15回目 | 講評とまとめ、後かたづけ | 作品の講評と授業のまとめを行う。その後展示会場の撤去作業を行う。 | ※各自作品を持ち帰る。 |