検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

デッサンB

科目
デッサンB
区分
メディア・アーツ学科科目群
授業コード
59009
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
梶原 新三
授業の概要
この授業は、ものを観察する、そのものの本質を見極める訓練と、実際絵が描けるようになることを目標とする。デッサンは既製概念に捉われず、目を通すと同時に感じられる五感を最大限に働かせ、具体的にものに触れ、現実と関わりあいながらものの存在は自然の法則であることを実感する。インスピレーションを働かせ、目に見えないものを現実の形にしていく基本的芸術活動の応用となる能力を養う。従って、第15回の課題をもって応用力を評価する。
到達目標
イメージを絵で具体化し提示できる能力
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
輪郭画を描く 紙を見ないで、対象を描く。ものを見つづけてその形、存在を把握する。消しゴムを念頭から消し、ひたすら目と手を直結すること。
第2回目
動きのある線画を描く ダイナミックな動きの連続を捉える。手と心の連動を意識するように。
第3回目
ウェイトと肉付けの観察 モチーフの持つ重量の把握とその現し方を訓練する。何故それなのか、何故そうなのか、etc.を考える。
第4回目
クイックデッサン 現実と関わる。ビニール袋に水を入れ口を縛ったものを動かしながら水を観察する。固定概念を常に打ち消す訓練をする。
第5回目
記憶による描画 石、木の皮、百合の花を想定して描く。次いで実物を観察し、構造とディティールを捉える。自分の観察力と記憶の不確かさに気付くこと。
第6回目
水彩による肉付 鉛筆と水彩という画材に依るフォルムの現し方の違いを学ぶ。素材に慣れ、素材を知り、自分の意識で操れるようになること。
第7回目
眼前にあるものの別角度から見たものを描く モチーフに対面し、モチーフの右又は左直角方向から観た場面を想定して描く。後、その場所に移動し、絵と比較する。自分の知らない見えないものが、現実に存在することを知ること。
第8回目
ドラペリーの観察布の襞の力学と面のあり方を学ぶ。自分の希望あるいは期待と自然界の法則との喰い違いを感じること。
第9回目
光と影のあり方球体と直方体を知る。人間がつくったもの、自然界の法則に依ってあるものとのかかわりを知る。
第10回目
構造を知るモチーフの回りを一周しながら描く。自分の目に慣れないこと。
第11回目
多面体をつくる想定した多面体を線描きし、製図する。多面体を紙でつくる。表面と内実との構築上のかかわりを考えてみる。
第12回目
多面体の全ての面上に連続する模様を描く模様を描いた多面体の置き方を変えながら描く。内実と表面を感性でコントロールする。
第13回目
絵本をつくる1人間を主たるモチーフとして10シーンの絵本を完成させる。自分が人間であることをあまりに知らないことを知る。
第14回目
絵本をつくる2絵本をつくる1の継続
第15回目
まとめ講評デッサンとは自分の方式でするものであることを知り、それを創りだすこと。

教科書
参考文献
授業の進度に応じて提示する
成績評価方法
毎回の授業の課題作品提出 100%(全授業の3/4以上出席であること)
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/09/2006
検索トップページ担当別50音一覧