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生涯学習概論

科目
生涯学習概論
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
17156
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 水/12
単位数
2単位
担当者名
笹井 宏益
授業の概要
現在、日本をはじめ世界各国において「生涯学習」が多くの人たちの関心を集め、多種多様な生涯学習活動が実践されている。この授業では、こうした現状を踏まえつつ、その背景にある生涯学習の概念や意義を理解し、生涯学習活動をとおして、自らの人生を切り拓き社会をよりよいものとしてゆくための視点や方法論を学ぶとともに、学習活動を効果的に援助する政策の在りようについて考察する。
 生涯学習は、社会教育、学校教育や家庭教育も含めた広い概念であるが、それらの歴史的展開過程を明らかにしつつ、生涯学習社会の未来像を展望しながら、文化活動としての生涯学習の意味についても考察する。
到達目標
*生涯学習概念の基本的枠組みとその意義を理解する。
 *生涯学習の視点からつねに自らの人生を切り拓いていこうとする態度を養う。
 *生涯学習活動を進める際の典型的な方法論を理解する。
 *生涯学習をめぐる諸課題の理解をつうじて、思考・行動の柔軟性と多様性の基盤を築く。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生涯学習論の系譜と歴史 ユネスコやOECDにおける生涯学習論の時系列的な流れを把握し、その中心となるコンセプトの現代的意義を考察する。特になし
第2回目
日本における生涯学習の導入と展開 日本において生涯学習が導入された理由・背景を理解し、その基本的枠組みと特色を知る。小レポート作成
第3回目
生涯学習政策の現状と展望 生涯学習活動を支えている制度的な枠組みと諸政策を理解する。特になし
第4回目
学校教育と社会教育 生涯学習を構成する主要な柱である学校教育と社会教育の相違を理解し、それぞれ生涯学習との関わりを考察する。特になし
第5回目
生涯学習施設としての美術館 生涯学習施設としての美術館に着目し、その役割や意義を「学芸員」という専門職の仕事をとおして理解する。小レポート作成
第6回目
リカレント教育と大学の機能 リカレント教育の理論及びその生涯学習社会構築に果たす役割を理解する。特になし
第7回目
大学開放の現状と課題 日本における大学開放の現状等を把握し、そこで生じている様々な課題の克服の方法等について考察する。特になし
第8回目
少子高齢化と環境問題現代的課題の一つである少子高齢化問題と環境問題に焦点を当て、それらの解決のために生涯学習が果たすべき役割等について考察する。グループワークの実施
第9回目
家庭教育と男女共同参画型社会現代的課題の一つである家庭教育にかかわる問題とジェンダーの問題に焦点を当て、それらの解決のために生涯学習が果たすべき役割等について考察する。グループワークの実施
第10回目
メディアの発達と生涯学習情報化社会の進展に伴い、新たな生涯学習のツールが開発されているが、それらを自らの生涯学習活動にどのように活かすか、について検討する。特になし
第11回目
ボランティア活動と生涯学習生涯学習的視点から見たボランティア活動の意義とその日本における展開過程を理解する。特になし
第12回目
市民活動の展開と地域づくり豊かな地域社会は、一人ひとりの生涯学習活動の実践によって創られるものであることを理解する。小レポート作成
第13回目
文化活動と生涯学習自らのキャリアアップはもとより、真の「充実した人生」は生涯をとおしての文化的な営みによって創られるものであることを理解する。小レポート作成
第14回目
世界の生涯学習世界各国が「生涯学習」をどのようにとらえているか、その現状を把握し、将来を展望する。特になし
第15回目
まとめこれまでの授業の総括を行う。特になし

教科書
特に使用しない 必要資料を適宜配布
参考文献
「生涯学習論」 川野辺敏ほか編著 福村出版
  「メディアと生涯学習」 笹井宏益ほか編著 玉川大学出版部
成績評価方法
授業内提出小レポート20% 最終レポート50% 出席(グループワークへの参加態度を含む)30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
*必要に応じて授業の中で小レポートを課す。
*必要に応じてグループワークを実施する。
*授業は単なる知識の習得よりも「生涯学習の視点で社会現象を分析したり自分の将来を考えられるか」という点を重視 して行う。

更新日:
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