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流通システム(15週授業)

科目
流通システム(15週授業)
区分
国際経営学科科目群
授業コード
55537
開設セメスター
8S
曜日・時限
秋 水/234
単位数
3単位
担当者名
寺嶋 正尚
授業の概要
朝、皆さんが目を覚ますと、既に両親あるいは恋人が作ってくれた出来立ての朝食がテーブルに並べられているとしましょう。でもここで考えてみて下さい。コーヒーやトースト、ケチャップやマヨネーズは、どのようにして家に辿り着いたのでしょうか? 生産されてから、食卓に並ぶまで(消費されるまで)、どのような経路を辿ってきたのでしょうか? 「流通」は、「生産」と「消費」を結びつける重要な機能です。本授業では「流通システム」の基礎について理論的に学ぶと同時に、ディスカッションなどを通じて、現実社会での展開事例を分析する力を養いたいと考えます。
到達目標
流通システムの基礎を理論的に学び、現実社会における様々な流通システムの分析が出来るようにします。より具体的には、例えば日経新聞や日経流通新聞に出てくる重要トピックについて、先ずは関心を持ち、そして次にその意義や課題について自分なりの考えを持って論じることが出来るようにしたいと考えています。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
流通システムとは何か 流通とは何か、流通システムとは何か、理解する。授業に関係しそうな新聞・雑誌記事などに、積極的に目を通してみよう。
第2回目
マクロ的考察 流通市場の規模などについて、マクロ統計資料を用いて理解する。同上
第3回目
流通機能その1
~バックリンモデルを学ぶ
流通機能全般について把握するともに、その担い手を考える上で重要な理論的枠組み-バックリンモデル-を学ぶ。同上
第4回目
流通機能その2~主として商流機能を学ぶ 流通機能のうち、主として商流機能(品揃え機能など)について学ぶ。同上
第5回目
流通機能その3~主として物流機能を学ぶ 流通機能のうち、主として物流機能(輸送機能、保管機能など)について学ぶ。同上
第6回目
流通機構 流通機能の担い手の視点から、「メーカー(生産者)-卸売業-小売業-消費者」の構造を理解する。同上
第7回目
メーカー メーカーの視点から、流通システムの意義を理解する(チャネル政策など学ぶ予定)。同上
第8回目
卸売業卸売業の視点から、流通システムの意義を理解する(集荷・分散機能などを学ぶ予定)。同上
第9回目
小売業小売業の視点から、流通システムの意義を理解する(品揃え・調達機能などを学ぶ予定)。同上
第10回目
サプライチェーン・マネジメント(SCM)効率的な流通システムを構築する上で、有用なマネジメント手法であるとされるSCMの基礎を学ぶ。同上
第11回目
取引制度取引制度の基礎を学ぶとともに、わが国の一般的な取引制度(小売店着価格制度)の仕組みと限界について学ぶ。同上
第12回目
ABC(活動基準原価計算)の基礎と活用流通機能の提供方法を考える際、今後不可欠になるであろう手法「ABC(活動基準原価計算)」について学ぶ。同上
第13回目
静脈流通システム返品や廃棄など、通常の流通システムとは逆の流れを有する静脈流通(あるいはグリーン流通)システムについて考える。同上
第14回目
海外の流通システム欧米の流通システムを考察し、わが国流通システムとの違いを理解する。同上
第15回目
総合評価

教科書
矢作敏行著『現代流通 理論とケースで学ぶ』有斐閣アルマ、1996年。
参考文献
必要に応じて、下記書籍を使用。原田英生・向山雅夫・渡辺達朗著『ベーシック 流通と商業-現実から学ぶ理論と仕組み』有斐閣アルマ、2002年。
成績評価方法
授業出席度、レポート、期末テストによって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/17/2004
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