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簿記

科目
簿記
区分
国際経営学科科目群
授業コード
55512
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
石川 勝
授業の概要
簿記は無味乾燥な処理と計算の繰り返しと見なされることが多いが、全体としてみれば、それは企業の実態を数値で表現し、伝達する体系化されたシステムである。その意味で、簿記は経済的な言語と例えられる。簿記という言語を使えるようになるためには、理屈より慣れることが重要なので、地道な学習の努力が求められる。
到達目標
簿記の初心者を対象とし、日本商工会議所簿記検定3級レベルに到達できることを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
複式簿記の基本と簿記の流れ 産・負債・資本・収益・費用の相互関係と財務諸表資産・負債・資本・収益・費用がどのよう相互関連しているかを理解しておく。
第2回目
取引と仕訳 簿記手続きの流れ
取引の認識と仕訳の意味
簿記一巡の手続きを理解しておく。
第3回目
仕訳帳と総勘定元帳 仕訳帳と総勘定元帳への記入仕訳結果を仕訳帳へ記入し、総勘定元帳へ正確に転記できるようにする。
第4回目
試算表 試算表の作成方法元帳から各勘定科目の金額を集計し、合計・残高試算表を作成できるようにする。
第5回目
決算 決算、元帳の締切り決算に際して行う仕訳と、元帳の締切りをできるようにする。
第6回目
精算表 6桁精算表の作成6桁精算表の作成から貸借対照表、損益計算書を完成できるようにする。
第7回目
取引の処理(1) 現金・当座預金の処理現金の範囲、現金過不足、小切手と当座預金、当座借越の処理をできるようにする。
第8回目
取引の処理(2)商品売買の処理3分法による商品売買処理の方法を理解し、できるようにする。
第9回目
取引の処理(3)掛取引の処理売掛金・買掛金の処理と貸倒計算・処理をできるようにする。
第10回目
取引の処理(4)手形の処理約束手形・為替手形・裏書手形・割引手形の意味を理解し、簿記上の処理をできるようにする。
第11回目
取引の処理(5)有価証券の処理有価証券の種類、評価の方法を理解し、簿記上の処理をできるようにする。
第12回目
取引の処理(6)固定資産の処理固定資産の取得・売却時の処理、減価償却の計算と簿記上の処理をできるようにする。
第13回目
決算の手続き(1)経過勘定項目の処理費用・収益の見越・繰延計算と処理をできるようにする。
第14回目
決算の手続き(2)決算整理事項の処理決算整理事項の処理を一通りできるようにする。
第15回目
決算の手続き(3)試算表・8桁精算表の作成決算修正後残高試算表から8桁精算表を完成できるようにする。

教科書
新検定簿記講義3級商業簿記(平成18年度版)中央経済社
参考文献
新検定簿記ワークブック3級商業簿記
成績評価方法
授業中に随時行う小テストの平均点と期末テストの点数を均等ウェイトで評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業には毎回電卓を持参すること。また、授業の進行は速いので、単に漫然と出てくるだけでは、授業の進行について来られなくなるおそれがある。必ず自学・自習による復習を行い、常にフォローアップすることを心がけてほしい。

更新日:
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