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担当別５０音一覧

科目	ドイツ語初級I	区分	コアII言語表現科目群
授業コード	10005、50009	開設セメスター	1S、2S
曜日・時限	春　月/34、秋　月/34	単位数	2単位
担当者名	宮澤　義臣

授業の概要

ドイツ語の初歩からはじめます。週に１回しかありませんので，出来る限り皆さん全員が理解しながら進めていきたいと思います。そのためには，授業に積極的に参加していただくことと，課題をキチンと提出していただきます。（電子メールを使って課題を提出していただきます。）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　授業は最初の３回は発音を学びます。その後はドイツ語のしくみを中心に学びながらやさしいドイツ語文を読んでみたり，書いてみたり，話してみたりと色々チャレンジします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それからもう１つ。知らず知らずのうちに音楽祭で歌う「第９」の歌詞を発音できてしまうように授業を組んでいきます！ ＜既にドイツ語を学んでいる方への注意事項＞ Das ist die Klasse fuer die Anfaenger. Wenn die Studenten, die schon einmal Deutsch gelernt haben oder in Deutschland gewohnt haben, an dieser Klasse teilnehmen, sollen sie beim Unterricht besondere Aufgabe fuer Mittelstufe machen oder als Tutor oder Assistant/in arbeiten.

到達目標	せっかく興味を持って学ぶドイツ語ですから，声に出して読めて，辞書を使って理解できるレベルを目指します。ドイツ語初級IIを履修する予定の学生は是非このレベルまでがんばりましょう！　　　　　　　　　　　　　　　あくまでも大学生の語学科目です。高校までの慣れろ，覚えろの授業ではありません。従ってことばのメカニズムを探りながら習得していくという頭脳ゲーム的な頭の体操も到達目標のうちに含まれています。

授業計画	テーマ	内容	授業を受けるにあたって
第1回目	ドイツ語のあらまし 母音字の発音（長母音と短母音，複母音，ウムラウト）	ドイツ語はどこで話されているの？ ３０分であなたもドイツ語が読めるようになる！	ここからもう，ドイツ語の扉は開かれています。 楽しみに来てください。
第2回目	子音字の発音（１）	ドイツ語は面白い音がいっぱい？ ゾニー？ユードー？が日本語だってホント？	発音することは疲れるけど充実感があります。
第3回目	子音字の発音（２）	ローマ字通りに読まない文字もあるが，これはナントモ個性的！この段階であなたは既に１～１０までドイツ語で言えるヒトになっている！	せっかく習った発音です！ここで歌でも歌いましょうか？
第4回目	ドイツ語の挨拶と方言のお話 ドイツ語の歌をあなたに	地方色豊かなドイツ語の世界に踏み入ってみよう！ 北ドイツでも，南ドイツでも，オーストリアでも，スイスでもあなたはドイツ語で挨拶ができるようになる！	みんなにドイツ語で挨拶をします！恥ずかしがらないでくださいね。
第5回目	魔法の呪文？エストテンテン （動詞の現在人称変化）	ドイツ語の最初のしくみ，主語と動詞の話です。 英語とドイツ語が似ているのがよくわかるでしょう。	ここからいわゆる文法の学習に入りますが，嫌がらずにむしろドキドキときめいてください。文法用語の暗記なんかしません，あくまでもドイツ語をモノにするためのトレ－ニングです。
第6回目	色々尋ねてみよう！ sein,haben,werdenの変化	Was sind Sie?, Was haben Sie?, Was werden Sie? みんなで質問し合って答え合いましょう！	習ったものを実際にすぐに使ってみます。書くだけではなく，声に出して話します。
第7回目	不規則動詞の変化	Wohin faehrst du?, Was spricht er?, Was sieht sie? ドイツ語作文に挑戦です！	今回は作文をします。作文は例文を真似ることから始まります。
第8回目	名詞はいつも大きい 第９の歌詞に挑戦しよう！	動詞をひととおり学び終えたところで，一休みとして第９の歌詞を読んでみましょう！	発音の復習，動詞のまとめ，そして次の学習（名詞の変化）への橋渡しです。
第9回目	ドイツ語の血液型って知ってます？（名詞の性） ２つ以上は変身します。（名詞の数）	名詞には３つの血液型のようなものがあります。 これはヨーロッパのことばでは昔からあったものです。それがどんなふうに変化したかをチョット見てみましょう。ドイツ語だけでなく，フランス語，オランダ語など欲張ってみます。 第９の歌詞，Alle Menschen werden Brueder! がここで理解できます。	この回はとってもたくさん辞書を引きます。
第10回目	主語と目的語がはっきりとわかる奥義を伝授します！（名詞の格変化１）	ドイツ語のしくみで最も重要な格というものが登場します。でもこの回は超カンタンです。	なぜ日本語では「トマトを私は食べる」といえるのに，英語ではTomatoes eat I とは言えないのでしょう？ドイツ語では言えますよ。
第11回目	主語と目的語がはっきりとわかる奥義を伝授します！（名詞の格変化２）	２種類の目的語について説明します。「～に」と「～を」の違いはどうやって見分けるのか，辞書の力を借りましょう！	辞書が大活躍します。もうあなたは辞書なしではいられなくなります。
第12回目	「の」のためだけにあるスゴイ格	英語の'sにあたるもの，日本語の「の」にあたる表現の練習です。	「父さんの車」は my father's car なのに「今年の車」はなぜ the car of the year と表現するのでしょう？ドイツ語ではどちらの方法でもＯＫです。
第13回目	初体験と二度目では何が違う？（冠詞と冠詞類の話）	名詞にかかる冠詞を駆使すると豊かなニュアンスがひとことで表現できます。こだわってみましょう。	a と the の基本的な違いは何でしょう？ドイツ語を学びながらこういうことをちゃんと理屈で理解してみませんか？
第14回目	名詞の代わりをする影武者，er, sie, es（人称代名詞）	「その男」が「彼」，「そいつ」，「あいつ」と表現するにはどうすればいいのかを学びます。	I や you に男女の区別がないのに，なぜ he, she, it は男女，物の区別があるのでしょう？不思議だと思いませんか？
第15回目	期末試験	今まで習ったことをフルに活躍させよう！ 楽しんで期末試験をこなそう！	暗記の試験にするか，持ち込み可の試験にするかは皆さんの到達度に従って定めます。

教科書	初回の授業で申し上げます。（基本的にはプリントを配布します。ただし初級IIを受講する予定の方はコア科目共通の教科書がありますのでそれを購入することをお勧めします。この講義はその教科書に準拠するように設定してあります。）
参考文献	優れた辞書に関しては初回の授業でプリントにて紹介しますが，初級用の辞書であればどれでもかまいません。電子辞書でもＯＫです。英語がよくできる方は独英，英独辞典の利用をお奨めします。（ただし痒いところに手が届く親切さは独和辞典が世界一かもしれません。） ＜やさしい文法解説のついた総合教材＞ 森田・宮澤・川上『あなた仕立てのドイツ語』朝日出版社
成績評価方法	期末試験＋平常点（毎回授業終了時の課題提出）＋提出物（電子メールなどによる宿題）の総合評価とします。
そのほか受講者への指示／メッセージ	休まずに出席してください。毎回新しいことを習うので，抜けてしまうと大変です！（病気等で休んでしまった場合は電子メール等で補習します。）初めて学ぶ外国語ですから，ペラペラ話せなくても，スラスラ書けなくても当然です。ちょっとした興味がやる気になり，努力に変わるようにモチベーションを高められる授業を目指します。英語以外の言葉を学べる機会は大学生の特権であることを是非とも理解してください。ヨーロッパ旅行でも，ネットサーフィンでも，ドイツ語は活躍できる場をたくさん持っています。