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外国文学

科目
外国文学
区分
コアII社会文化科目群
授業コード
1001850020
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 月/56秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
池本 佐恵子
授業の概要
アメリカ開拓の歴史は、同時に自然破壊の歴史でもあった。しかし、このためアメリカでは早い時期から自然保護への関心が生まれ、現代の環境保護運動へと発展してきた。この「人間と環境の関係」の問題を深く掘り下げてゆけば、人間の文明・営みの本質を考える事にも行き着く。本講義では、アメリカの「環境文学(ネイチャーライティング)」作品を幾つか取り上げ、作品中の自然観を考察する。この作業を通して、今この地球で私達が共に調和して生きる事を、謙虚に考えていきたい。
到達目標
1.作品分析。2.自分の考察を、プレゼンテーション、レポートとして発表する力を養う。2.充実したディスカッション。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
Introduction 授業への導入。授業の進め方の説明・従来の作品批評から学びながらも、それに頼ることなく各自が自分の感性・理性を大切にし、自分の考えを発表する事を重視していきたい。
・毎回、作品、参考文献を合わせ、大量の読書が課される。口頭発表の準備も必要となる。
第2回目
アメリカ文化と自然 (1) 歴史的背景。
第3回目
アメリカ文化と自然 (2) 歴史的背景。自然保護という思想。
第4回目
Ralph Waldo Emerson  『自然』より抜粋を読む。また、各回、ビデオ、写真、参考資料等を用いて作品理解を深める。
第5回目
Ralph Waldo Emerson  『自然』より抜粋を読む。
第6回目
Henry David Thoreau
及びレポートの書き方Ⅰ 
『森の生活--ウォールデン』より抜粋を読む。及び文学作品研究レポートの書き方の基本を学ぶ。
第7回目
Henry David Thoreau   『森の生活--ウォールデン』より抜粋を読む。
第8回目
Henry David Thoreau  
及びレポートの書き方 II
『森の生活--ウォールデン』より抜粋を読む。作品講読に加え、提出レポートを分析。研究レポートの書き方について学ぶ。
第9回目
Aldo Leopold『野生のうたが聞こえる』より抜粋を読む。
第10回目
Rachel Carson『センス・オブ・ワンダー』を読む。
第11回目
Rachel Carson『センス・オブ・ワンダー』を読む。
第12回目
Rachl Carson
及びレポートの書き方 III
『沈黙の春』の抜粋を読む。及びレポートの書き方をさらに学ぶ。
第13回目
Rachel Carson『沈黙の春』の抜粋を読む。カーソンの思想を考える。
第14回目
まとめ提出したレポートを分析。ディスカッション。
第15回目
まとめまとめ

教科書
レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(新潮社)、プリント教材、その他。詳細は開講時に。
参考文献
開講時に紹介する。
成績評価方法
プレゼンテーション、授業への参加度、レポートの総合評価。
そのほか受講者への指示/メッセージ
自主的な研究とその発表、討論に主眼を置くため、大量の読書が要求される。真剣な学習態度、参加が求められる。また、この授業では、各作品の芸術性を検討すると共に、作家の思想、哲学を考察することに重きを置く。

更新日:02/01/2006
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