検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

人間と心理

科目
人間と心理
区分
人間学科科目群
授業コード
20065
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 水/78秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
大竹 信子
授業の概要
心の働きに焦点をあて、人間について考察する。本講義では、科学としての心理学の立場から、実証的な方法によって見いだされた事実に基づいて、人間の心の働きと行動について考察する。人間以外の動物にも心の働きはあるのか、生物としての「ヒト」は他の動物とどう違うのか、人は世界をどのように理解しているのか、人はどのようにして経験から学び時間的展望をもって生きているのか、人は社会の中でどのように他者と関わって生きているのか、人はなぜ感情・情動をもつのか・その働きは何か、などの問題をとりあげ、人間とは何かを探究する。
到達目標
実証的な事実に基づいて人間について考える態度・思考の方法を身につける。講義でとりあげる基礎的概念・知識を習得し、それらを用いて人間とは何かを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 「人間と心理」を学ぶ:何をどのように学ぶか-「心の働きと行動」を科学的に理解する-実証的方法とはどのようなものか、実証的事実に基づいて考えるとはどういうことか
            
シラバスを読んでおく。
第2回目
人間とは:人間と他の動物の違い 動物の環境世界と人間の環境世界、人間の行動と動物の行動講義において出された問題について考えておくこと。
第3回目
経験から学ぶ(1) 直接経験から学ぶ:不随意的行動の学習と府         〃
第4回目
経験から学ぶ(2) 直接経験から学ぶ:随意的行動の学習         〃
第5回目
経験から学ぶ(3) 他者の経験から学ぶ:観察学習・モデリング
第6回目
時間的展望をもって生きる 記憶がつなぐ人の過去と現在:人のアイデンティティを支える記憶
人の過去は現在にどう影響するか:記憶のしくみと働き、過去が現在を作り、現在が過去を再構成する、再構成活動としての記憶
        〃
第7回目
感情・情動(1) 感情・情動のしくみ        〃
第8回目
感情・情動(2)感情・情動の働き、認知との関わり       〃
第9回目
人の行動を決めるのは?自己決定性と環境によるコントロール:動機づけの問題       〃
第10回目
自己理解自己の行動について何を知っているか       〃
第11回目
他者理解他者の心を知る、コミュニケーション       〃
第12回目
他者と関わる・他者からの影響(1)対人行動・社会的行動       〃
第13回目
他者と関わる・他者からの影響(2)向社会的行動       〃
第14回目
文化と人間の行動人間の行動に対する文化の影響      〃
第15回目
まとめ全体のまとめ、再び人間とは何か      〃

教科書
教科書は特に指定せず、適宜、資料プリントを配布する。
参考文献
講義において、適宜、紹介する。
成績評価方法
授業の出席、授業参加度(上記の授業を受けるにあたっての欄に記載されている準備を含む)、レポートおよび期末試験によって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートは指定された期日に提出すること。課されたレポート及び期末試験はすべて提出・受験しなければならない。

検索トップページ担当別50音一覧