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自然と植物
科目
自然と植物
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
23027
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/78
、
春 金/78
単位数
4
単位
担当者名
石川 晶生
授業の概要
春の草花、満開の桜、真夏の雑木林と風のざわめき、秋のもみじ、木枯らしの中で、じっと春を待つ木々…四季それぞれに「いのち」を感じる。植物を観察し、知ることによって自然の物語が聞こえてくる。植物は自然を構成する重要な存在である。植物の生き方や形態、その名称や系統などの知識を深め、自然のしくみを理解していく。季節の変化に応じてさまざまな素顔を見せてくれる植物から多くのものを学び、変わりゆく自然の姿を理解したい。
到達目標
外部形態からおおよその植物学的特徴をつかむ観察力をもち、人間と自然との関係を認識する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業のはじめに
授業のすすめ方、自然と植物について
シラバスを読んでおく
第2回目
自分の調査樹
植物の研究、目的と実験方法
調査木を履修中は定期的に観察する
第3回目
自然と環境
自然のなりたち
第4回目
身近な植物学
系統と分類、和名と学名、
学園の樹木のネームプレートを読み、実物を観察しておくこと
第5回目
植物の形態
植物の器官(茎、葉、根、花、果実、種子など)
それぞれの特徴をとらえること
第6回目
樹木
樹形、樹木の構造、裸子植物、被子植物
第7回目
サクラの植物学
分類、系統と類縁関係、野生と園芸品種
第8回目
樹木の健康
病害と虫害、腐朽菌
樹木を普段からよく観ること
第9回目
植物の生活
環境と植物、植物の分布、植物の生育、植物の生殖
第10回目
植物の生育
光合成、土壌循環
第11回目
植物の観察
葉身の種類と形態、花の構造と形態、細胞の観察
観察スケッチとなるので実物を正確に描くこと
第12回目
植物ウォッチング
玉川の丘と自然、雑木林、木本と草本、樹形、樹皮
自然から学んだことをフィールドノートに記入すること
第13回目
身近な自然
山林、農地、河川、水辺
第14回目
自然と植物
植物の利用、植物と行事、野生・栽培植物植物園、遺伝資源、自然保護
生活の中で自然との関わりを意識しておく
第15回目
発表会
調査木についての発表およびディスカッション
調査木のデータと資料をもとに説明できること
教科書
植物の生命科学入門/神坂盛一郎ほか/培風館
参考文献
講義の中で紹介する。必要に応じてプリントを配付
成績評価方法
試験を主体とするが、レポート、小テスト、コメントシート、授業への参加度なども総合的に評価する
そのほか受講者への指示/メッセージ
自然から学ぶことを原則とし、そのための知識を養う。授業には積極的に参加すること。野外での観察や丘歩き、フィールドでの作業もある。実物観察は、それぞれの季節のものを材料とする。
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