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国際関係論

科目
国際関係論
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
2109961099
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 水/78秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
登丸 求己
授業の概要
国際社会は、主権をもった個々の国家が国際関係の基本的なルールに基づいて自由に行動する集合体である。国際社会にはどのようなルールがあり、その中で国家は自国の最大利益のためにどのような行動をするのか、さらに国際社会全体の安定と繁栄のために必要な新しい秩序とは何か、を考える。国際機関を目指す人のガイダンス。
到達目標
最終目標:
国際問題を構成する要因を分析してその本質を見るセンスを養い、それぞれの問題について自分自身の明確な意見が構築できる。

授業目標:
1.国際関係用語の理解と基礎知識の習得
2.情報の収集と社会科学的分析力の上達
3.効果的で説得力のある報告書の組立て
4.意見・討論・発表など自己表現の習熟
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 授業のねらいと進め方、日本の国際化シラバスの確認
第2回目
激動する国際情勢と国際関係 今世界で起こっていること、東西冷戦と冷戦後の世界、世界平和と安全、紛争とテロ、市場経済制度の行方、弱肉強食の社会、国際関係の再編成国際問題について新聞やTVのニュースを見る(毎日)、世界地図を描く(6回)、毎回シラバスのテーマと内容を確認しておく。
第3回目
グローバリゼーション、地球規模問題、国際協力 経済活動や情報伝達の地球化現象、グローバル・スタンダード、経済格差の拡大、紛争、貧困、飢餓、地球環境、国際協力の理念  〃
第4回目
国家と国際社会 国際社会における国家の行動原理、国家間の関わり(政治、経済、社会)、国家の権利と義務(国家主権と国際法)、国際関係の理論、マクロとミクロの国際関係、理想主義理論と現実主義理論、国際機構  〃
第5回目
国際機構 国際機構の成り立ち、国際連盟と集団安全保障、国際機構の仕組み、主権国家と国際機構、国際機構の意思決定、財政  〃
第6回目
国際連合(1) 国際連合の創設、強大国主導主義、集団安全保障と軍事的制裁、国連憲章の目的と原則、国連制度  〃
第7回目
国際連合(2) 国連総会、安全保障理事会、経済社会理事会、国際司法裁判所、国連の理想と限界  〃
第8回目
安全保障と国際政治(1)地域紛争、国際テロ、東西冷戦、冷戦後の世界、新秩序、文明の対立、国連の取組みと安全保障理事会  〃
第9回目
安全保障と国際政治(2)紛争の平和的解決と制裁(国連憲章第6章と7章)、経済・政治・武力制裁、国連平和維持活動(PKO)の進化、PKO派遣の原則、日本のPKO参加  〃
第10回目
地球規模問題と国際協力(1)地球と人類の存亡、地域紛争と難民、貧困と飢餓、地球環境、人権、エイズと感染症、人口、資源・エネルギー、国際協力の枠組み  〃
第11回目
地球規模問題と国際協力(2)貧困撲滅と開発援助、経済社会理事会と国連開発グループ、市民活動(NGO)、経済発展と人間開発、日本の国際協力(ODA)  〃
第12回目
日本の安全保障国際情勢と日本の平和、日米安全保障条約、自衛権と軍備、国連憲章と集団的自衛権、日本の平和を守るのは誰か  〃
第13回目
日本の外交政策平和主義、国連主義、親米主義  〃
第14回目
国際関係のまとめ
第15回目
期末試験

教科書
はじめて学ぶ国際関係、高瀬淳一、実務教育出版
参考文献
国際連合の基礎知識、国連広報局、世界の動き社
その他、外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj)、国連広報センターHP(http://www.unic.or.jp)、現代用語の基礎知識、IMIDAS、知恵蔵など


成績評価方法
試験、レポート、出席
そのほか受講者への指示/メッセージ
世界地図を描けるようにする。毎回シラバスのテーマと内容を確認し、自分が知っていること、知らないこと、自分の意見、を考える。TVニュースや新聞を毎日見る。「見出し」だけでも、毎日見ていれば動きはわかる。世界地図はいつも手元に、見ているだけで夢が広がって面白い。気軽にWEB検索する。でも全部が客観的に正しいとは限らないので気をつけて。

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