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植物分子遺伝学

科目
植物分子遺伝学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53067
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
吉田 薫
授業の概要
遺伝の担い手である染色体、遺伝子の本体であるDNAやRNAの構造と機能といった分子遺伝学の基礎を理解した上で、植物分子遺伝学がどのように発展してきたかを概説する。遺伝子組換え技術の発展およびゲノムプロジェクトの進展に伴い、いまや植物を自由にデザインする時代を迎えようとしている。その一方で、地球上の食糧問題や環境問題はこれまでにない深刻な状況に直面している。授業ではこのような現状を踏まえつつ、できる限りの具体例を示し、遺伝子組換え植物が果たさなければならない役割について理解を深めていく。
到達目標
遺伝子、染色体、細胞、および個体レベルの遺伝の法則をよく理解すること。植物の進化に果たしてきた遺伝子の役割と最近の遺伝子操作技術やゲノムプロジェクトの意義についての理解を深めること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
メンデルの法則~ゲノム研究 メンデル遺伝の分子遺伝学的解釈・量的形質の遺伝・ゲノム情報なし
第2回目
染色体の構造と細胞分裂 生活環・連鎖と組換え
第3回目
遺伝子からタンパク質へ DNA・RNAの構造と機能・セントラルドグマ
第4回目
ミトコンドリアと葉緑体 植物のミトコンドリアゲノムと葉緑体ゲノムの構造と進化
第5回目
突然変異 染色体の突然変異・遺伝子の突然変異・動く遺伝子
第6回目
進化と遺伝子の変化 進化論・分子進化
第7回目
遺伝子の発現制御機構1 オペロン・転写の制御
第8回目
遺伝子の発現制御機構2翻訳の制御・ジーンサイレンシング
第9回目
遺伝子地図と様々な解析手法遺伝子地図作成・マッピング・ポストゲノム時代の育種
第10回目
組換えDNAとDNAの分析手法クローニング・様々な解析手法の概説
第11回目
植物組織培養と遺伝子導入植物組織培養法とその目的・遺伝子導入法
第12回目
食糧問題と遺伝子組換え植物食糧問題の現状と組換え植物の果たす役割・食の安全性評価
第13回目
環境問題と遺伝子組換え植物環境問題の現状・ファイトレメディエーション・環境の安全性評価
第14回目
予備日
第15回目
予備日

教科書
なし。毎回プリントを配布するので、よく授業を聞いて内容を理解すること。
参考文献
JFクロー「クロー遺伝学概説」(培風館)、山田康之、佐野浩「遺伝子組換え植物の光と影」(学会出版センター)、松澤昭雄「絵とき 遺伝学の知識」(オーム社)
成績評価方法
試験75%、出席25%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/21/2005
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