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栄養学各論

科目
栄養学各論
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
53556
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
冨田 信一
授業の概要
ヒトは、乳児期、学童期、青年期、成人期および老年期、あるいは生理状態などによって栄養要求性が異なる。とくに、乳児期は最も発育が旺盛な時期でありながら、代謝機能は未熟である。また、老化はさまざまな代謝機能の低下を伴う現象である。栄養の問題は、これらの状態に対応して考えなければならない。さらに貧血、生活習慣病、ガンなどのさまざまな疾病は、食事内容との因果関係が高いことが注目されている。このように正常な発育、健康の維持、あるいは疾病の予防と関連して、栄養上の諸問題について理解を深めるとともに、最近の栄養状態についても触れる。
到達目標
ヒトの乳児期から老年期に応じた栄養生理的な特徴を理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
栄養学各論 ヒトのライフステージと栄養との関係
第2回目
乳児期の栄養 新生児・乳児の身体的特徴カウプ指数、BMI などの体格評価について調べておく。
第3回目
新生児・乳児の消化器官の特徴消化酵素について調べておく。
第4回目
母乳、牛乳、育児用調製粉乳の成分母乳の成分を牛乳と比較しておく。
第5回目
母乳成分と消化器官との関係
母乳成分と腸内細菌叢との関係
腸内細菌とは。
第6回目
母乳栄養と人工栄養、離乳
疾病と栄養
各栄養法の特徴を調べておく。
第7回目
乳児期の栄養所要量身体的特徴との関連を把握する。
第8回目
妊娠・授乳期の栄養妊婦・授乳婦の身体的特徴、内分泌系
母乳の分泌
ホルモンと母乳分泌、妊娠維持とのつながりを把握しておく。
第9回目
妊婦・授乳婦の栄養所要量、付加量プリントを読んでおく。
第10回目
妊婦・授乳婦の疾病と栄養
貧血と栄養、貧血の判定と分類、貧血の成因と予防
貧血の分類を調べておく。
第11回目
成人期の栄養肥満と栄養、体脂肪蓄積の機構、肥満の発生要因と予防非妊娠時の栄養所要量を調べておく。
第12回目
骨粗鬆症、カルシウム代謝と体内平衝維持
骨吸収と骨新生、骨粗鬆症の予防
肥満のリスク、生活習慣病などとの関連
第13回目
過剰栄養と生活習慣病との関係プリントを読んでおく。
第14回目
老年期の栄養身体的特徴、体水分、消化器系水分代謝
第15回目
栄養所要量、QOLプリントを読んでおく。

教科書
応用栄養学/灘本知憲/化学同人・配布資料
参考文献
適宜紹介する。
成績評価方法
レポートおよび期末試験により評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/24/2005
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