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教育の原理

科目
教育の原理
区分
農学部教職関連科目群
授業コード
80111
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 金/910
単位数
2単位
担当者名
大倉 健太郎
授業の概要
この講義の第一義は、教育における諸「問題」を取り扱いながら、今日の教育の姿を浮き彫りにすることにある。それゆえに、授業では教育のあるべき姿を考えていくにあたり、教育の現状をも十分に踏まえていくことを大切な要件と考えている。また、適宜に日本の教育史料にもあたりながら考えていく。
本講では、教育の問題を考えるにあたって、以下のようないくつかのキーワードを用いていくので留意して欲しい。
1) 市場原理と競争
2) 自由主義と福祉国家(の介入)
3) 平等と能力評価
4) 「開発」か「注入」か
5) 学校文化
6) 社会機能としての学校 
7) 市民と国民
8) アイデンティティ など
これらのキーワードは、講義と演習の両方でしばしば用いられる。とりわけ演習では、みなさんの積極的な発言や意見を授業で求めていくので、授業前にはテキストに目を通し、担当者の問いに答えられるよう十分な準備をしてきて欲しい。また、毎回、授業の最後にリアクションペーパー(授業の感想、意見等を書く)を担当教員に提出してもらう。このリアクションペーパーをもって、出席とみなす。
到達目標
教育の「問題」とはなにか、わかっている C
 教育の「問題」と、その問題背景を理解している B
 教育の「問題」を、キーワードに照らし合わせて考えられている A
 教育の「問題」をキーワードに照らし合わせ、教育とはなにか理解できている S
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
講義にあたって 受講上の注意点と授業計画の説明毎回、該当文献を読み、予想される質問に答えられる準備を行うこと
第2回目
プリント:「早期教育」 早期教育とその批判
第3回目
早期教育の争点:能力をめぐる問題
第4回目
「能力」の誕生
第5回目
プリント:「紙きれ一枚で」 成績とはなにか;成績は必要か
第6回目
相対評価、絶対評価とポートフォリオ評価
第7回目
「中学生問題」 指導とはなにか
第8回目
放任か体罰か
第9回目
プリント:「二種類の教師」教師という存在
第10回目
組織人としての教師
第11回目
プリント:「反省とは」現代社会における道徳教育の可能性
第12回目
同上
第13回目
プリント:「日本的教育文化」日本的教育文化とはなにか
第14回目
プリント:「学校文化」学校文化とはなにか;地域文化とはなにか
第15回目
まとめ

教科書
『新説 教育の原理』、三井善止編著、玉川大学出版部
参考文献
『学校文化』、長尾・池田編、東信堂;適宜、プリントを配布する
成績評価方法
ディスカッション参加度30%;中間レポート35%;期末試験35%
そのほか受講者への指示/メッセージ
文献の予習、復習を欠かさず行うこと;テキストやプリントを毎回持参すること

更新日:02/06/2004
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