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応用動物学

科目
応用動物学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13003
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 月/78
単位数
2単位
担当者名
谷本 亮
授業の概要
動物は、その最小単位である細胞が組織を、組織が集合して器官を、そして各器官が系を形成し、固体としての秩序を保った生命現象を展開している。本講義では、鳥類とほ乳類を中心に、その生態的構造、消化吸収機能、内分泌系とホルモンによる生体反応の制御、外部刺激に対する神経伝達機構、ホメオシタシス、生殖生理、発生生理などについてそのメカニズムを理解すると共に、組織レベル、細胞レベルさらには分子レベルでのバイオサイエンスの展開について論じる。
到達目標
動物の体構造、組織、器官の分類と機能などについて説明できること、並びに動物の生理、生態の究明を行うことによって得られた新しい科学技術について論じることができるようにする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
動物の体構造 個体を形成する器官、組織の分類と特徴学内牧場などを訪ねるなどして動物の外部形態などを観察しておくこと。
第2回目
組織と器官 器官や組織を構成する要素と分類第1回目の授業で配布するプリントの内容を確認しておくこと。
第3回目
軟骨と骨の構造と機能 骨や軟骨の構造と機能および成長のメカニズム骨の内部構造について配布資料などで確認しておくこと。
第4回目
筋肉と脂肪の形態と機能 筋肉の分類と形態的特徴、および脂肪の分類と機能筋および脂肪の形態と機能について配布資料などで予習しておくこと。
第5回目
消化器系の形態と機能 反芻動物の消化器系と消化のメカニズム動物種による臓器の形状と機能について配布資料などで予習しておくこと。
第6回目
ホルモンの種類と作用 内分泌腺とホルモンの分泌。その分類と作用メカニズムホルモンの産生部位と種類について配布資料などで予習しておくこと。
第7回目
動物の機能とその利用Ⅰ 動物の形態や仕組みに基づいた人工システムの創造動物の外部、内部形態について復習しておくこと。
第8回目
動物の機能とその利用Ⅱバイオミメティクスの考え方と展開動物種による形態の特徴やその利点について調べておくこと。
第9回目
動物の機能とその制御Ⅰトランスジェニック動物の作出とその役割遺伝子の組み換えについて予習しておくこと。
第10回目
動物の機能とその制御キメラ動物、ノックアウト/ノックイン動物の利用マウスやラットなどの実験動物について調べておくこと。
第11回目
生殖と発生の革命Ⅰ細胞の全能性、多能性と体細胞クローンクローン動物の情報をいくつか集めて置くこと。
第12回目
生殖と発生の革命ⅡES細胞の分化誘導による組織や器官の再生再生医療などの情報をいくつか集めておくこと。
第13回目
生殖と発生の革命Ⅲ人工胎盤によるin vitroでの発生の可能性動物の生殖と発生について予習しておくこと。
第14回目
応用動物学の果たす役割動物の理解から得られる人類文化への恩恵特にありません。
第15回目
期末試験

教科書
授業毎にプリント、資料を配布
参考文献
応用動物学、バイオミメティクスの新展開、動物成分利用集成 陸産動物編、畜産のための形態学、家畜比較解剖図説 上・下、からだの構造と機能
成績評価方法
定期試験と小テスト
そのほか受講者への指示/メッセージ
動物の外部形態などは学内牧場などを利用してください。

更新日:01/20/2005
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