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生物統計学

科目
生物統計学
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
53504
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
2単位
担当者名
高野 泰
授業の概要
 生物統計学の基本的な考え方と推論の流れを、背景として簡単に説明し、できるだけ実例を用いた解説と演習を主体にする。適当な教科書がないので、説明は主として配布プリントによる。
 計算手法の演習もあるが、大切なのは考え方と用語やデータの意味であることに注意してほしい。
到達目標
 生物学・農学の研究において、作成されるデータの性質、分析手法、結論の導き方、説得力の強さなどについて、あらかじめある程度の知識と勘を持っていることが望ましい。そのために、生物統計学の基本を一通り理解し、代表的な手法について演習してみることを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
数値と表現 メンデルの遺伝法則を確率的に解釈する“分離の法則”、“独立の法則”
第2回目
母集団と標本 個体数を数えて割合を求める“頻度”、“相対頻度”、“確率”
第3回目
二項分布とその性質 計数データの分布★“ ”の言葉について考えてみて下さい。
“測定形質”、“単位”、“精度”
第4回目
測定データと確率モデル 計量データの性質
第5回目
正規分布とその性質 分布パラメータの意味と推定方法★この頃から、数回、宿題レポートが出ますが、これらは予習や復習になります。また、考え方を聞く演習もあります。
第6回目
期待値とその利用 「捕らぬ狸の…」
第7回目
適合度検定 「同じか?、違うか?」
第8回目
t-検定「滅多に起こらないはずなのに…」★友人と相談してもよいのですが、自分で書いて下さい。
第9回目
2つの平均値の比較条件によって使える分析と使えない分析
第10回目
分散分析、F-検定“実験処理”と“誤差”について★授業についての要望があったら、これらの宿題レポートや演習レポートを利用して下さい。
第11回目
実験計画法精度の高い実験とその設計技術
第12回目
要因実験要因間の相互作用の分析
第13回目
相関の推定と検定共分散、相関、順位相関
第14回目
回帰とその応用直線のあてはめ、品種適応性試験の分析★試験の内容については、特に最後の講義で(詳しく?)説明します。
第15回目
試験

教科書
なし
参考文献
必要に応じて授業の中で紹介する
成績評価方法
基本的に試験で評価。出席、授業時の演習、宿題レポートの内容で多少“加算”する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
数学的知識は学生によって差があることを前提にして話を勧める。数式は頻繁にでてくるが、多くは参考のための図や絵として鑑賞すればよい。データを使った計算方法は別に詳しく説明する。

更新日:02/18/2004
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