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養蜂学

科目
養蜂学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13037
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/78
単位数
2単位
担当者名
吉田 忠晴
授業の概要
ミツバチのコロニーは、しばしば「超固体」と呼ばれているように、コロニーを構成する個々の働き蜂は、「細胞」に似たような働きをする。働き蜂が蜜を集めるときに使うコミュニケーションなどにみられる高度な社会行動や生態の多様性、花粉を集める際に行う花粉媒介による農作物の経済的価値、ハチミツ、蜂ろう、ローヤルゼリーに代表される生産物など、「資源昆虫」の代表格であるミツバチの基礎と応用について解説する。
到達目標
社会性昆虫としてミツバチがもつ高度な社会構造、ミツバチの直接生産物の価値をはるかに上回るといわれる花粉媒介機能、健康食品として利用されているハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリスなどのミツバチ生産物、に関する理解を深めることを目標にしている.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ミツバチの分類 分類学的位置、種類、最近独立した種ミツバチの分類学的位置、種類について考えてみましょう。教科書1~12ページを予習しておくこと。
第2回目
世界及び日本の養蜂の歴史 人間とミツバチのかかわり、養蜂技術上の発明教科書13~24ページを予習しておくこと。
第3回目
ミツバチの群の構成と性決定 ミツバチの群の構成、働き蜂、雄蜂の性決定社会性昆虫の定義は何か?性決定について、教科書41~44を予習しておくこと。
第4回目
ミツバチの配偶行動 分蜂(巣分かれ)、女王蜂と雄蜂の特異的な配偶行動、昆虫の中で唯一確立された人工授精教科書25~40ページを予習しておくこと。
第5回目
ミツバチの生態 加齢と分業、温度調節、巣造り、フェロモン教科書71~82ページを予習しておくこと。
第6回目
ミツバチの生理、生態 感覚器官(視覚、図形識別、嗅覚、味覚)、記憶と学習ミツバチの色覚について調べなさい。
第7回目
蜂群観察とハチミツの採取 付属蜂場での巣箱内の観察と採蜜実際に遠心分離器を使ってハチミツを採取して、採りたてのハチミツを味わってみよう。
第8回目
ミツバチの生態情報伝達、採餌行動教科書57~60ページを予習しておくこと。
第9回目
病気と害敵腐蛆病などの病気とダニなどの害敵ミツバチの病気の種類,害敵について調べなさい。教科書61~70ページを予習しておくこと。
第10回目
蜜源植物、花粉源植物餌資源となる蜜源・花粉源植物日本の代表的な蜜源植物について調べなさい。
第11回目
養蜂(ミツバチ)生産物Ⅰハチミツ、花粉、プロポリス教科書107~118ページを予習しておくこと。
第12回目
養蜂(ミツバチ)生産物Ⅱローヤルゼリー、蜂ろう、蜂毒、蜂児、フェロモン教科書119~127ページを予習しておくこと。
第13回目
花粉媒介とその利用ポリネーターとしてのミツバチ教科書99~106ページを予習しておくこと。
第14回目
まとめ資源昆虫としてのミツバチ
第15回目
期末試験

教科書
・養蜂の科学/佐々木正己/サイエンスハウス/1800円
参考文献
・ニホンミツバチの飼育法と生態/吉田忠晴/玉川大学出版部/2000円
・ミツバチの科学/岡田一次/玉川大学出版部/1500円
成績評価方法
・試験100%
そのほか受講者への指示/メッセージ
・授業時に関連のプリントを配布

更新日:01/12/2005
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