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森林資源学

科目
森林資源学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53035
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
山岡 好夫
授業の概要
 森林資源学は、森林の価値や機能を高め、その最も有効な利用方法を考究する学問です。ここでは、森林資源を三つの側面からとらえて、森林の持つ多機能性・持続性・循環性といった空間や時間的な特徴について解説します。①木材供給を主とする物質・エネルギ-資源(経済資源)②二酸化炭素の固定や水土保全・保健休養などの環境資源③野生生物種の保存の場としての遺伝資源 どの側面が欠けても森林を持続することはできません。それぞれの森林資源を損なうことなく育成し、さらには価値や機能を高める管理技術の構築や、持続的な活用方法についても考えます。
到達目標
 樹木学、樹木生理学、森林生態学、造林学、森林政策学の基礎を良く理解し、地球環境保全を視野に入れた森林資源の活用方法について充分に考察できうる能力が身につくよう学習する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
森林資源学の基礎 森林資源学の分野森林資源について考えておく。
第2回目
地球の森林と木材 世界と日本の森林と木材生産の現状地球上の森林の分布概況について理解しておく。
第3回目
森林科学の大系 林学と森林科学、森林科学の目的日本林学会の学術誌「森林科学」に目を通しておく。
第4回目
森林生態系と役割 森林が蓄積する有機物森林生態学を復習しておく。
第5回目
物質循環と森林 太陽エネルギ-・水・物質循環森林生態系の物質循環について考えておく。
第6回目
森林の環境保全機能とその活用 森林の環境保全の実例実例と思えるものを考えておく。
第7回目
森林保護学と森林動物の保護管理 森林保護学と野生動物の管理森林保護のあり方について提言できるよう準備しておく。
第8回目
木材の特性木材の種類と特性身近な木材についてよく観察しておく。
第9回目
木材の化学成分木材の主要成分とその利用日本木材学会編「木材科学講座4化学」に目を通しておく。
第10回目
持続可能な森林経営の取り組み持続可能な森林経営とは再生可能な資源について考えてみる。
第11回目
環境としての森林自然が作る森林環境森林環境について定義してみる。
第12回目
森林作業の現場と展望安全快適型の森林作業日本の森林作業の問題点を考えておく。
第13回目
森林の伐採と更新森林モザイク論理想的な林分の配置をイメ-ジしてみる。
第14回目
森林政策の変遷世界の木材需給の特徴と環境問題日本の木材消費の現状について調べておく。
第15回目
森林・林業・木材をめぐる状況森林林業をめぐる国際動向関連の新聞記事等を調べておく。

教科書
森林資源学入門/日本大学森林資源学科編/日本林業調査会
参考文献
木材科学講座4科学/鮫島和彦 他編
樹木学/熊崎 実 他 訳/築地書館.
造林学/佐々木恵彦 他/川島書店.
樹木環境生理学/佐々木恵彦・永田 洋/文永堂出版
図説木のすべて/小澤普照 監修/大日本図書.
造林学/川名 明 他/朝倉書店.   
造林学/堤 利夫 他/文永堂出版.
森林生態学/岩坪五郎 他 /文永堂出版.
森林の百科事典/太田猛彦 他/丸善.
成績評価方法
毎回の授業においてレポートを課し、これらの課題を総合した定期試験により、5段階で評価します。また、授業への参加度も重視します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
まず教科書をよく読み、関連情報の収集に努めてみて下さい。

更新日:02/09/2004
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