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生物学A

科目
生物学A
区分
生命化学科科目群
授業コード
53501
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/56秋 水/56
単位数
4単位
担当者名
稲津 厚生,高橋 美帆
授業の概要
生物は一つのシステムである。生物学は、いわばそのシステムを理解するための学問体系であり、生命現象をさまざまな視点で捉えた形態学、生理学、生化学、遺伝学、生態学などの諸領域を広く包括するものである。本科目では、生物という精巧なシステムを駆動する諸要因について学ぶため、応用各分野への基礎を論ずる。
到達目標
生命科学を理解する基礎として、生物の特質を理解することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生命とは 生命の特徴生物と無生物の違いについて、考えをまとめておく
第2回目
生物の分類 生物の階層原核生物、真核生物、ウィルスの特徴を理解しておく
第3回目
単細胞生物 構造と増殖単細胞生物の特徴について、調べておく
第4回目
多細胞生物I 植物植物体を構成する基本的構造を予習
第5回目
多細胞生物II 動物動物の体を構成する基本的構造を予習
第6回目
生物の構成 細胞植物と動物の細胞小器官について調べておく
第7回目
細胞分裂I 体細胞分裂体細胞が増殖するメカニズムについて予習
第8回目
細胞分裂II減数分裂配偶子が形成されるメカニズムについて予習
第9回目
生体の構成成分タンパク質、核酸生体を構成する物質には、どのようなものがあるのか、また各々の特質について調べておく
第10回目
生体内の反応と調節I神経生体が感覚器で受信した信号を検知して対応する仕組みと神経との関連について予習
第11回目
生体内の反応と調節Ⅱホルモン体内の生理作用に関わる内分泌系について調べておく
第12回目
恒常性の維持水分代謝と免疫生体内の恒常性を維持するメカニズムについて生体防御機構も含めて調べておく
第13回目
遺伝Iメンデルの法則メンデルの行った実験と得られた結果の解釈について考えておく
第14回目
遺伝II非メンデル遺伝突然変異や組み換えなどの現象とその意義について考えておく
第15回目
試験

第16回目

生物学とは
生物学史生物学の歴史的展開と学問としての位置づけを予習
第17回目
生命の多様性
生物の系統生物の系統樹を調べて、なぜ多様化したのか考えておく
第18回目
生命本体の探求I
生命の本体としてのDNADNAが生命の本体であると結論づけられるまでの研究史を調べておく
第19回目
生命本体の探求Ⅱ
DNAの分子構造ワトソンとクリックの解明したDNAの二重らせん構造について調べておく
第20回目
DNAの自己複製とタンパク質の合成
半保存的複製とセントラルドグマDNAの自己複製の様式と特定のアミノ酸配列をもったタンパク質が合成される過程を予習
第21回目
形質発現の制御
オペロン説遺伝子による酵素合成の誘導と抑制のメカニズムについて予習
第22回目
同化作用I
光合成と化学合成独立栄養生物の炭酸同化について予習
第23回目
同化作用II
窒素同化窒素同化について共生微生物との関連について調べておく
第24回目
異化作用
呼吸ATPの生産経路、生産効率について、酸素呼吸、無気呼吸を含めて調べておく
第25回目
生殖と発生I
無性生殖無性生殖の様式と特徴について調べておく
第26回目
生殖と発生II
有性生殖有性生殖の様式と特徴について調べておく
第27回目
形態形成
分化単細胞の受精卵が発生していく過程で生じる器官分化について予習
第28回目
遺伝子と行動
遺伝子に支配される行動遺伝子に支配される行動
第29回目
ゲノム
ポストゲノム時代の生物学生物学という学問が今後どのように発展していくか考えをまとめておく
第30回目
試験

教科書
参考文献
授業中に紹介
成績評価方法
試験(小テストを含む)の成績により5段階評価
そのほか受講者への指示/メッセージ
予習と復習を効率よく行うとともに、各テーマを関連づけて学んで欲しい。

更新日:04/09/2005
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