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細胞機能学

科目
細胞機能学
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
13560
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 金/78
単位数
2単位
担当者名
河原條 勝己
授業の概要
細胞はすべての生物の構造および機能の単位である。本講では動物細胞に関する基礎的知識について、近年の細胞研究の進歩を織り込みながら解説していきたい。細胞生化学は分子レベルに基礎をおいて細胞の構造と機能について探求する分野である。動物細胞は機能・分化のうえで多様性に富んだものである。分子生物学および免疫学的手法を用いて得られた知識は細菌感染症など多くの医学の分野に展開されている。
到達目標
基本的な医学的知識を理解し情報化時代に備える
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
細胞の多様性 細胞の多様性と機能との関連細胞の共通した基本的な形態を理解しておく
第2回目
遺伝子 原核細胞と真核細胞の構造と機能遺伝子の本体であるDNAの化学構造を調べ、その複製・転写・翻訳の道筋を自習しておく
第3回目
遺伝子操作とは何か、その応用遺伝子操作技術は大腸菌のような異種の生物などを借りて発現することを可能にしたが、どんなことが行われたか調べてみる
第4回目
遺伝子操作の医薬品分野への応用現在、遺伝子操作を利用して医薬品が生産されているが、どんなものがあるか調べてみる
第5回目
遺伝子 がん「がん」は染色体やDNAの突然変異によって起こることがわかってきたが、環境中に突然変異を起こすどんなものが存在するか調べてみる
第6回目
生体膜 生体膜の構造と機能細胞は細胞膜があってはじめて物質の分散が防がれ、内部の恒常性が保たれている。細胞膜がどんな構造をしているか調べてみる
第7回目
情報伝達細胞膜は単なる隔壁ではない。どんな働きをしているか調べてみる
第8回目
免疫系免疫の基礎知識私たちは病原菌などの異物の中で生きているが、私たちの体は病原菌などを取り込まないいろいろな防御機構を備えている。どんな防御機構があるか考えてみる
第9回目
抗体応答防御機構の最後の砦として免疫が備わっている。免疫を利用した予防接種は何を期待しているか考えてみる
第10回目
細胞性免疫応答免疫には特異性がみられ、例えば麻疹に対する免疫ができても、他の病気に対する抵抗性はできない。特異的な反応ができる抗体やキラーT細胞について調べてみる
第11回目
免疫系と自己免疫では、ビールス感染を受けた細胞は非自己と認識される細胞に変わるが、自己・非自己とはどんなことか考えてみる
第12回目
細菌感染細菌と宿主との関係感染症を制圧し、予防するのは薬であると思い込んでいるが、本当だろうか。「薬が効かない」と仮定して、腸チフスの予防方法を考えてみる
第13回目
化学療法抗菌剤の効き方と現状ペニシリンはアレキサンダー・フレミングによって発見された。その発見のきっかけを調べてみる
第14回目
細胞と興奮細胞の興奮と筋収縮細胞のなかでも最も魅力的な神経細胞・筋細胞とは、どんな能力をもった細胞か調べてみる
第15回目
細胞骨格細胞骨格と細胞運動真核細胞の細胞内には、細胞を支える骨組と考えられる成分が存在している。どんなものがこれにあたるか調べてみる

教科書
授業時に随時プリント配布
参考文献
細胞の分子生物学/Bruce Alberts他著中村桂子他訳/教育社
他、授業時に紹介
成績評価方法
レポート75%/授業への参加度25%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/07/2005
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