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フィールド実習I

科目
フィールド実習I
区分
生物資源学科科目群
授業コード
80410
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 水/123秋 水/123
単位数
2単位
担当者名
飛田 有支,山﨑 旬,宮田 徹
授業の概要
フィールド実習Ⅰは,基本的な農作業技術の修得を目標として,春・秋セメスター通して,以下に示す内容を実施する.これにより植物栽培を中心とした生物の育成時における環境設定の方法(実践)と理論の習得を目指す.学生の実習への参加形態は,前半(第7回目まで)は15人前後の班を編成し,この班ごとの参加とする.また,学生各自に圃場を与え,園芸作物(ミニトマト,秋野菜)を一作通して栽培することを課す.1,2セメスター全期間(4月~翌年3月)を通して行う.
到達目標
生物は何らかの”処理”を加えると”反応”する.それを各自の”観察”により認知して各自の”判断”で次なる”処理”を加え,再び”反応”を”観察”して・・・・といった形で,植物や動物との「対話」や「対処」を身につけること(身につけることが必要であることを理解すること),を到達目標と捉えている.また,育成環境の設定を自ら考えて行い,日々の管理,調査を行うことで,管理技術の向上はもとより,設定環境に対する生物の反応を客観的に見る目を養うことも目標とする. 
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス 実習の進め方の説明.諸注意.担当教職員の紹介.実習エリアの案内および農場実習の進め方と諸注意の伝達を行う.圃場を見学するので畑や林を歩ける靴(スニーカーなど)で参加すること.場所は掲示にて連絡する.
第2回目
雑草防除(鎌の使用方法) 農業における雑草防除の重要性について説明した後,鎌を用いて圃場周辺の草刈り作業を行う.また,作業後はメンテナンス作業(鎌研ぎ,油引き等)を行い,農具の使用方法や管理方法を習得する.野外で使いやすい筆記具を準備のこと.また,安全のため,しっかりとした作業着(長袖,長ズボン帽子,軍手,作業に適した靴を着用)に着替えて参加すること.雨天でも決行するので丈夫な雨具(上下セパレート式が良い)を準備すること.服装不備の場合は参加を認めない.
第3回目
雑草防除(草刈り機の操作方法) 草刈り機(刈り払い機)による草刈り,および農業機械の使用前後のメンテナンスについて学ぶ.野外で使いやすい筆記具を準備のこと.また,安全のため,しっかりとした作業着(長袖,長ズボン帽子,軍手,作業に適した靴を着用)に着替えて参加すること.雨天でも決行するので丈夫な雨具(上下セパレート式が良い)を準備すること.服装不備の場合は参加を認めない.
第4回目
栽培課題(ミニトマト栽培)の説明 課題であるミニトマトの栽培管理について,その主旨,および圃場(畑)の準備や日常管理,および調査について説明を行う.場所は掲示にて連絡する.
第5回目
ミニトマトの圃場準備,植え付け作業 栽培課題作物(ミニトマト)用の圃場準備と植付け作業を行う.野外で使いやすい筆記具を準備のこと.また,安全のため,しっかりとした作業着(長袖,長ズボン帽子,軍手,作業に適した靴を着用)に着替えて参加すること.雨天でも決行するので丈夫な雨具(上下セパレート式が良い)を準備すること.服装不備の場合は参加を認めない.
第6回目
ミニトマトの日常管理① ミニトマト栽培における日常管理を行う,生育状況に応じて,誘引,腋芽取り,収穫,雑草・病害虫防除の他に,生育調査,収量調査,品質調査などを行う.作業に適した服装で行うこと.
第7回目
ミニトマトの日常管理② ミニトマト栽培における日常管理を行う,生育状況に応じて,誘引,腋芽取り,収穫,雑草・病害虫防除の他に,生育調査,収量調査,品質調査などを行う.作業に適した服装で行うこと.
第8回目
ミニトマトの日常管理③ミニトマト栽培における日常管理を行う,生育状況に応じて,誘引,腋芽取り,収穫,雑草・病害虫防除の他に,生育調査,収量調査,品質調査などを行う.作業に適した服装で行うこと.
第9回目
春セメ総括と秋セメの実習
の説明(説明会)
主に栽培管理の実習を中心に,春セメ総括を
行うと共に秋セメの栽培課題(秋冬野菜の栽培
管理)を中心に説明を行う.
場所は掲示にて連絡する.
第10回目
秋野菜の播種コマツナ,チンゲンサイ,パクチョイなどのプラン
ター栽培用の培養土の調製,および播種を行
う.
野外で使いやすい筆記具を準備のこと.また,安全のため,しっかりとした作業着(長袖,長ズボン帽子,軍手,作業に適した靴を着用)に着替えて参加すること.雨天でも決行するので丈夫な雨具(上下セパレート式が良い)を準備すること.服装不備の場合は参加を認めない.
第11回目
秋野菜の日常管理①秋野菜の栽培における日常管理を行う,生育
状況に応じて,灌水,誘引,腋芽取り,収穫,雑
草・病害虫防除などの他に,生育調査,収量調
査,品質調査などを行う.
作業に適した服装で行うこと.
第12回目
秋野菜の日常管理②秋野菜の栽培における日常管理を行う,生育
状況に応じて,灌水,誘引,腋芽取り,収穫,雑
草・病害虫防除などの他に,生育調査,収量調
査,品質調査などを行う.
作業に適した服装で行うこと.
第13回目
秋野菜の日常管理③秋野菜の栽培における日常管理を行う,生育
状況に応じて,灌水,誘引,腋芽取り,収穫,雑
草・病害虫防除などの他に,生育調査,収量調
査,品質調査などを行う.
作業に適した服装で行うこと.
第14回目
季節に応じた圃場管理耕作地は除草,病害虫防除,生垣の刈り込み,或いはハウスビニールの張り替えなど様々な季節に応じた作業が行われている.その一端を経験する.野外で使いやすい筆記具を準備のこと.また,安全のため,しっかりとした作業着(長袖,長ズボン帽子,軍手,作業に適した靴を着用)に着替えて参加すること.雨天でも決行するので丈夫な雨具(上下セパレート式が良い)を準備すること.服装不備の場合は参加を認めない.
第15回目
フィールド実習Ⅰの総括と学外実習の説明秋セメの栽培課題(秋冬野菜の栽培管理)を中心
に,1年間総括を行う.また,学外実習(北海
道,鹿児島)およびフィールド実習Ⅱの内容や期日について説明を行う.
場所は掲示にて連絡する.

教科書
なし
参考文献
実習ノート/玉川大学農学部web上で配布
http://www.tamagawa.ac.jp/gakubu/nougaku/farm/notice/sub7.htm
野菜栽培の基礎/鈴木芳夫・他著/農文協
成績評価方法
1.出席
2.実習課題への取り組み態度・技術習得の度合い
3.レポート
上記3項目の総合評価.
この科目の単位認定時期は3セメスター末です.各科目,成績評価が出されるまで再度の履修登録はできないので,この科目については,特に充分に注意すること.
そのほか受講者への指示/メッセージ
実習は,言葉だけでは説明できない内容を実際に体験することで理解するための授業です.心と体を研ぎ澄まし,姿勢を正して臨むようにして下さい.また,機械や刃物も扱いますので,必ず服装を整えて来て下さい.

更新日:01/24/2005
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