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生物地理学

科目
生物地理学
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
53347
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
南 佳典
授業の概要
生物地理学は地理学の一分野ではあるが,特に地球上における動物や植物などの分布と,その成因をあつかう学問である.多くの生物ではその分布圏がきまっているが,その生物の分布を規定する要因として,現在だけではなく過去における気候や土壌,地形,生物相互の関係などがあり複雑である.いずれの要因を重視するかで,生物地理学は分類地理学と生態地理学にわけられる.本講義では,長い歴史をかけた生物の多様化の歴史をひもとくとともに,その分布パターに及ぼす環境要因について検討していく.
到達目標
生物が現在の分布を示す要因をいくつかの例を挙げて理解することを目標とする.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生物地理学について 生物地理学の概要と考え方
第2回目
地質年代 絶滅と多様化地質年代について調べておくこと
第3回目
プレートテクトニクス
第4回目
古生物学 過去を復元するということ化石生物
第5回目
進化生物学のアイデア
第6回目
中間試験 絶滅と多様化の歴史について
第7回目
分類地理学 動物地理区と分布境界線各大陸上に生息する動物の特徴を調べておくこと
第8回目
植物区系と分布境界線各大陸上に生息する植物の特徴を調べておくこと
第9回目
生物地理のパターン種の分布パターン生物の“種”とは何かを考えておくこと
第10回目
種多様性のパターン
第11回目
環境条件と帯状分布生物分布の及ぼす環境要因について考えておくこと
第12回目
生物分布帯
第13回目
氷河期以降植物の移動パターン
第14回目
分子生物学の貢献生物地理学,分子生物学と出会う
第15回目
期末試験

教科書
特に指定しない
参考文献
・地理生態学(R.H.マッカーサー/蒼樹書房) ・動物地理学 生態学講座23(黒田長久/共立出版) ・植物地理学 生態学講座12(吉岡邦二/共立出版) ・自然環境の生い立ち(阿部祥人 他/朝倉書店)
成績評価方法
・小テスト(20%),小論文(20%),期末試験(50%),授業における姿勢(10%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
・成績評価法にもあるとおり,授業に積極的に参加する姿勢が望まれる.具体的には,活発な発言や質問が重要である.

更新日:
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