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分析化学I

科目
分析化学I
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
13588
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 金/78
単位数
2単位
担当者名
吉村 義隆
授業の概要
いかに高度な最新技術を必要とする現代においても、その底流に基礎的原理や法則および基礎的実験操作法を十分に理解する必要がある。分析化学で用いる化学反応はほとんど溶液内で起こるから、溶液内化学平衡の基礎的事項、酸と塩基、溶解などの化学平衡の理論を取り扱う。その上に平衡の理論を基礎とする分析化学的応用を学び、それぞれ例題や演習問題を配置して理解を深める。
到達目標
基本的な原理や法則や各種反応、物質の分離同定、定量に関する実験操作方法などを体系的に十分に理解すること。また、基本的なキーワードについては時間を掛けて理解し、暗記、暗誦して十分身に付いた知識として習得すること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
分析化学の概要 分析化学の概要、濃度の表示法およびpHの定義教科書p1~8 分析化学の概要、SI単位系、各種濃度の表示方法、pHの定義などの項目を予習
第2回目
電解質溶液の特性 電解質の溶解や水による物質の溶解教科書p10~20 水の特異性、水素結合、電解質、電気伝導度と電離度などの項目を予習
第3回目
Arrheniusの電離理論、Ostwaldの希釈律教科書p20~23 電解質の分類、Arrheniusの電離理論、Ostwaldの希釈律などの項目を予習
第4回目
均一系イオン平衡 可逆反応と化学平衡および質量作用の法則教科書p24~30 可逆反応と化学平衡、質量作用の法則、イオン活量などの項目を予習
第5回目
酸と塩基の定義、濃度均衡、電荷均衡、プロトン均衡教科書p30~38 Arrhenius、Bronsted-Lowry、Lewisの酸と塩基の定義などの項目を予習
第6回目
酸と塩基の平衡 酸と塩基の平衡における塩の加水分解および緩衝作用教科書p42~63 酸と塩基の濃度計算法、塩の加水分解、緩衝液などの項目を予習
第7回目
溶解平衡と沈殿生成 溶解度平衡の溶解度と溶解度積教科書p74~79 溶解度と溶解度積、共通イオン効果、沈殿の溶解などの項目を予習
第8回目
分別沈殿と金属硫化物の沈殿生成教科書p80~87 分別沈殿、金属水酸化物の生成、金属硫化物の生成などの項目を予習
第9回目
酸化還元・金属錯体の平衡酸化還元平衡式-Nernstの式教科書p91~100 酸化と還元、酸化剤と還元剤、酸化還元平衡式などの項目を予習
第10回目
錯イオンの生成と金属キレート教科書p102~116 錯イオンの生成、金属キレート、EDTAと金属キレートなどの項目を予習
第11回目
定性分析定性分析法における試料溶液の調整教科書p120~124 試料溶液の調製、大気、水、固体試料などの項目を予習
第12回目
陽イオンの系統的定性分析法教科書p124~136 第1、2、3、4、5、6属イオンの分析法などの項目を予習
第13回目
定量分析重量分析法の一般操作方法教科書p138~151 沈殿試薬の選択、共存成分の妨害、ろ過と洗浄などの項目を予習
第14回目
容量分析の概要教科書p152~156 滴定反応条件と種類、標準物質、測容器などの項目を予習
第15回目

教科書
分析化学の基礎/佐竹正忠ら/共立出版/3090円
参考文献
基礎分析化学/滝沢次男/江南堂
成績評価方法
試験70%/授業への参加度30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
予習と復習の徹底

更新日:03/02/2004
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