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分析化学

科目
分析化学
区分
生命化学科科目群
授業コード
53516
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 火/56秋 木/67
単位数
4単位
担当者名
河野 均,吉村 義隆,小川 人士
授業の概要
近年、科学技術の進展により、高度な分析機器が開発され、簡便な操作で実験データを得ることが出来るようになってきた。しかし、その底流にある基礎的原理や法則を十分に理解していなければ、試料の前処理等、分析過程に誤りがあっても、気づかない危険性がある。また、自らの研究に新しい分析方法が必要になった場合、それを創造することは困難である。本授業では、前半に、酸と塩基、溶解などの化学平衡の理論を取り扱い、その上に、定性分析・重量分析・容量分析などの基本的分析法を通して分析化学の基礎を十分に学習する。さらに、最近の進歩により普及した光分析法や分離分析法等を解説する。
到達目標
基本的な原理や法則や各種反応、定量・定量に関する実験操作方法などを体系的に十分に理解すること。また、社会一般で普通に行われている分析機器類や方法の概略と理論、分析に際しての用語など、最低限知っておくべき知識を習得することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
分析化学の概要 分析化学の概要、物理量と単位各種濃度の表示方法などの項目を予習
第2回目
酸・塩基の電離平衡 濃度と活量・酸と塩基の定義酸と塩基の定義を予習
第3回目
酸・塩基の電離平衡 酸と塩基の強さ・緩衡液酸・塩基水溶液のpHを予習
第4回目
錯体化学 金属錯体・錯体生成反応配位結合・平衡定数を予習
第5回目
錯体化学 錯体生成平衡に影響を及ぼす因子HASB則を予習
第6回目
沈殿の生成と溶解 溶解度積・金属水酸化物と金属硫化物の沈殿溶解度積の原理を予習
第7回目
沈殿の生成と溶解 共通イオン効果・異種イオン効果・分別沈殿共通・異種イオン効果を予習
第8回目
沈殿の生成と溶解電解質の溶解や水による物質の溶解沈殿の溶解について予習
第9回目
酸化と還元酸化還元反応・電極電位酸化・還元の定義・ネルンスト式を予習
第10回目
酸化と還元電極と酸化還元反応・酸化還元平衡酸化還元平衡を予習
第11回目
無機イオンの定性分析無機イオンの分析法・陽イオンの系統分析
第12回目
無機イオンの定性分析陰イオンの系統分析
第13回目
無機イオンの定性分析定性反応・純度試験
第14回目
有機物確認試験法官能基の定性分析・構造特異的反応
第15回目
中間試験

第16回目

定量分析総論
定量分析における計算・有効数字
第17回目
定量分析総論
分析データの取り扱い(誤差・平均・標準偏差・検定)
第18回目
天秤と重量分析法
化学天秤・重量分析法
第19回目
容量分析法
容量分析とは・中和滴定
第20回目
容量分析法
非水滴定・沈殿滴定・キレート滴定・酸化還元滴定
第21回目
電気分析
電位差測定法・電解分析法
第22回目
光分析法
光と物質・吸光光度法・比濁法・比ろう法
第23回目
光分析法
蛍光 化学発光分析法・原子スペクトル分光法
第24回目
熱分析法
示差熱分析法・示差走査熱量測定法・熱質量測定法
第25回目
定性分析および構造解析
概説・紫外可視吸収スペクトル
第26回目
定性分析および構造解析
施光度・施光分散・円2色性
第27回目
分離分析
クロマトグラフィーの原理・溶媒抽出
第28回目
分離分析
吸着・分配・イオン交換クロマトグラフィー
第29回目
分離分析
ゲルクロマトグラフィー・アフィニティークロマトグラフィー
第30回目
分離分析
高速液体クロマトグラフィー・ガスクロマトグラフィー

教科書
基礎分析化学/化学同人
参考文献
分析化学Ⅰ/南江堂
分析化学Ⅱ/南江堂
成績評価方法
中間試験および期末試験の総合による評価
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:12/12/2005
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