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森林環境学

科目
森林環境学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53008
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/67
単位数
2単位
担当者名
杉本 和永
授業の概要
森林は、生物相互の、またそれらを取り巻く環境との間に成立した物質循環のシステムを通して機能している。森林環境学では、このような森林の成り立ちとその動態を環境との関わりについて明らかにしようとする。健全な森林は、生態系内のバランスが外的な環境と生物相互の関係に支えられ、太陽光を利用しながら持続的に物質生産を行っている。森林の仕組みを知り森林におけるバランスについて森林保護学的な立場も加えて、森林の生態的な部分を中心に理解を深める。
到達目標
森林の外的な関わりによって、群落の形成を中心として理解することが第一段階である。第二段階として森林内の循環を中心に森林生態系を理解をする事である。第三段階としては森林の安定とバランスについて、気象・生物・人為的な影響と対処について、従来の森林保護学的な内容を理解する。最終的には森林全体とそれを囲む環境を総合的に理解できる能力を得るようになる事が、到達目標である。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
世界および日本の森林資源 森林の定義、森林の構造と種類
第2回目
森林と成立環境、森林群系の分布(森林帯)
第3回目
遷移 森林の遷移
第4回目
森林の物質循環 物質循環系・森林における物質の動き
第5回目
分解系における生物群集
第6回目
土壌における分解者の役割
第7回目
森林の物質生産 森林の生産力
第8回目
物質生産のエネルギー効率
第9回目
森林の現存量、生産構造
第10回目
森林保護気象の影響と気象害
第11回目
森林昆虫の影響と被害
森林動物の影響と被害
第12回目
その他の生物からの影響
菌類の分解と微生物被害
第13回目
森林と生物の影響
第14回目
森林環境と人為的な影響人的な影響と森林環境
第15回目
まとめ森林の環境と保護

教科書
・森林生態学/堤利夫他/朝倉書店・授業時にプリント配布
参考文献
・森の生態学/四手井綱英/講談社
・森林生態学/岩坪五郎他/文永堂出版
成績評価方法
定期試験および学習意欲で評価。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/10/2003
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