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担当別５０音一覧

科目	特別活動の指導法	区分	農学部教職関連科目群
授業コード	80105	開設セメスター	3S
曜日・時限	春　木/910	単位数	2単位
担当者名	寺尾　央

授業の概要

学校では、法規的根拠に基づく教育課程の編成によって、日常の教育活動が組織運営されています。 　各学校の教育課程は学習指導要領を基準として、主体的に維持推進され、経営評価によって改善されていきます。 　また、日常の教育活動は、指導と評価が一体となって進められます。指導要録を含め、評価のあり方は子ども発達と深く関わっています。 　当該科目では、各学校の教育課程に位置づく特別活動の役割とその働きを知り、評価を含めた実践的な指導法を研修することとします。 　このため、経営案の作成から教材開発や学習指導案の作成、実践的な授業と評価などの過程を通して、研修の効果を図っていきます。 　特別活動は学級活動、児童会活動（生徒会活動）、クラブ活動（小学校）、学校行事の内容によって行われています。この何れも望ましい集団活動を通して、心身の発達や個性の伸長、生活向上を図ることを目標としています。 　この意味から、今後の学校教育にとって、一層、重視される教育活動と考えられます。

到達目標	S：学校における教育課程と特別活動の役割や働きが理解でき、実践的な指導法においても優れた資質がある。 A:学校における特別活動の重要性を十分認識し、実践的な指導法を豊かに創意工夫することができる。 B:学校における特別活動の研修を通して、研修成果を実践的な指導法に展開することができる。 C:学校における特別活動の目標や内容を知り、与えられた主題に対して教材観をえがくことができる。 F:学校における特別活動を知ることができるが、実践的な指導法の習得には努力が必要である。

授業計画	テーマ	内容	授業を受けるにあたって
第1回目	特別活動を構築する力を求める	学校経営と教育課程及び特別活動の構造	学習指導要領総則・特別活動必読
第2回目	子どもたちを主体とした学校像	子どもたちが活きる学級経営の構想と展開	演習Ⅰ学級経営の構想図
第3回目	活きて働く特別活動計画を図る	学級経営構想から特別活動の研修主題設定	演習Ⅱ特別活動の研修主題と展開
第4回目	変化に対応する能力と特別活動	研修主題の構想Ⅰ　生きる力と生き方	研修Ⅲ研修主題の構想と発展
第5回目	一年間の子どもたちの変容	研修主題の構想Ⅱ　子どもたちの育ちと変容	研修Ⅲ研修主題の構想と発展
第6回目	特別活動の教育観を表す	研修主題の構想Ⅲ　教育観を表す力の論理	演習Ⅳ研修主題の構想と発展
第7回目	学級経営案を作成するⅠ	学級経営案を実際にフローチャートする	演習Ⅴ学級経営案の作成
第8回目	学級経営案を作成するⅡ	特別活動との関わりと子どもたちの変容	演習Ⅴ学級経営案の作成
第9回目	子どもたちの発展を促す視点	子どもたちの発展を促す特別活動の事例研修	自己研修Ⅰ子どもたちの学校生活
第10回目	心の教育環境を提供できる先生	特別活動を視点とした先生像の事例研修	自己研修Ⅱ子どもたちと先生
第11回目	いじめ・不登校問題の認識	特別活動を視点とした先生像の事例研修	自己研修Ⅲ集団活動の意義と発展
第12回目	「子ども事情」の存在の認識	「子ども事情」の存在と危機対応事例研修	自己研修Ⅳ特別活動の重要性
第13回目	褒め方・叱り方の指導技術	褒め方・叱り方が特別活動を左右させる	自己研修Ⅴ調査方法の事例と展開
第14回目	子どもたちの創造力に着目する	特別活動は「子どもの文化」を創り出す	研修評価Ⅰ学習指導案・基礎知識
第15回目	特別活動と法規との関連を知る	法規を知り、特別活動の指導法を認識する	研修評価Ⅱ論作文・基礎知識

教科書	特に、小学校学習指導要領・中学校学習指導要領の各総則編及び特別活動編が必要となります。 幼稚園教育要領・高校学習指導要領（特別活動）についても、必要となる場ありがあります。
参考文献	当該等科目の開講時に担当教員より指示します。教育用語辞典の携帯を勧めます。 また、授業のテーマに合わせて資料提供を担当教員より行います。 □「学級づくりハンドブック」現代教育文化研究所編・黎明書房
成績評価方法	□　授業受講度や意欲・姿勢 □　授業テーマ別、「授業を受けるために」の課題に対する予習、復習の達成度（演習レポートならびに発表や模擬演習・学習指　　導案） □　試験（論作文・基礎知識）
そのほか受講者への指示／メッセージ	特別活動にあける実践的指導法を、学校経営の全体的な視点や法規、今日的な教育課題を含めて構成しました。教師としての実践力を習得するため講和・演習・自己研修の授業形態を設定して、この中で、調査研究、発表や模擬授業等体験的な活動を取り入れていきます。また学校等に出向き自己研修をする場合等多様な研修法を想定しています。教育研修等、できるだけ他の教育活動に応用できるようにしています。