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児童理解と教育相談

科目
児童理解と教育相談
区分
農学部教職関連科目群
授業コード
80107
開設セメスター
4S6S
曜日・時限
秋 月/910
単位数
2単位
担当者名
木内 亜紀
授業の概要
教育現場において必要とされる、児童理解と教育相談の理論と実際的問題について学ぶことを目標とします。児童期における子どもを理解し、教育相談をとおして、児童生徒を指導し援助していくことを考察していきます。教育相談の基礎知識を身につけ、事例をとおして教育相談における教員の役割、職務内容、他の専門職との連携、保護者との接し方、等を学んでいきます。
到達目標
(1)児童期における子どもの心理的特徴を理解できる。(2)児童理解と教育相談の理論および基礎知識を身につける。(3)教育現場での児童への対応の仕方などの実践的知識を身につける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 児童理解に基づく教育相談児童生徒指導の目的を考えてみましょう。児童生徒指導・理解の基本となる「信頼できる」関係について考えてみましょう。
第2回目
児童を理解する 児童期における心身の発達児童期における心身はどのように変化するか調べてみましょう。さらに、エリクソン(E. H. Erikson)が考える心理・社会的危機「勤勉性 対 劣等感」について調べてみましょう。
第3回目
児童を取り巻く環境最近の児童を取り巻く環境を考察してみましょう。
第4回目
児童理解の理論と方法児童についての情報はどのようにして得ることができるのか、考えてみましょう。ロジャース(Robers, C. R. )の理論について調べてみましょう。
第5回目
児童を指導し援助する/教育相談 教育相談の目的教育相談の目的を調べてみましょう。
第6回目
発達援助とカウンセリング心理的問題を抱えた子どもを援助するための、コミュニケーションの方法について、共感的理解という視点から、考察してみましょう。
第7回目
児童期における問題行動とその対応 学校生活に不適合を起こす児童への対応不登校の問題について調べてみましょう。さらに、不登校の児童への対応について、事例をいくつか調べて考察してみましょう。
第8回目
事例検討「学校へいくことの意味」について考えてみましょう。「自分の木の下で」大江健三郎(著)を参考に考察してみましょう。
第9回目
学級と児童の関わり教師と生徒の関係づくり「開かれた学校」について考えてみましょう。保護者や地域の人たちとともに、児童をサポートをしていけるシステムを考えてみましょう。
第10回目
教室での人間関係学校風土(カルチャー)について調べてみましょう。児童にとって、「居心地が良い学級」とは、どのような学級であるか、考えてみましょう。
第11回目
児童期における諸問題いじめ、不登校、学級崩壊、等の諸問題いじめの問題について調べてみましょう。
第12回目
事例検討(イギリスの小学校の事例)いじめや学級崩壊、等の問題に、どのように取り組んだらよいのか考えてみましょう。
第13回目
問題行動への予防問題行動を予防するための実践的プログラムいじめや暴力をなくすために、どのような教育が必要か考えてみましょう。
第14回目
これからの教育を考える多様性を認め合う教育へ多様性を認め合う教育について考えてみましょう。
第15回目
まとめ授業内レポート(課題)これまでの授業を復習し、どのような教師になりたいか考えてみましょう。

教科書
教科書は、使用しませんが、随時プリントを配布します。
参考文献
「生徒指導と学校カウンセリング」坂野・宮川・大野木(編) ナカニシヤ出版/ 「臨床心理学」倉光修(著)岩波書店 /「自分の木の下で」大江健三郎(著)朝日新聞社
成績評価方法
出席状況、授業の参加度(討論、発表等)、レポート課題、試験を総合的に評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
配布するプリントおよび、「授業を受けるにあたって」の自習の指針を参考に、予習をして、受講して下さい。

更新日:01/15/2005
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