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物理学I

科目
物理学I
区分
機械システム学科科目群
授業コード
1460854612
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/12秋 火/12
単位数
2単位
担当者名
蟻坂 仲輝
授業の概要
 質点の力学を学習する。ここで学ぶ基礎知識は力学およびほかの分野の物理学の基礎となる。初めに、ニュートンの運動の法則を説明し、それを用いて質点の運動を求める。次に、力学的エネルギーを用いた運動の表し方を学ぶ。残りの時間で、運動する観測者から見た質点の運動(相対運動)を学ぶ。
 
到達目標
 質点の力学についての色々な法則を理解し、運動を求めるのに使えるようにする。ベクトル、微分、積分を使った計算ができるようにする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
 ベクトルの性質  ベクトルの和、スカラー倍、座標成分 ベクトルについて、初めから説明するので予備知識は必要としない。
第2回目
 スカラー積、ベクトル積 座標成分を用いる表し方と、座標系によらない表し方がある。
第3回目
 物体の運動  直線上の運動、空間運動(位置、速度、加速度) 微分や積分の計算には教科書の巻末の数学公式を利用すると良い。
第4回目
 色々な座標系(位置、速度、加速度) それぞれの座標系に特有な変数で位置を表し、その変数の時刻による導関数で速度、加速度を表す。
第5回目
 運動の法則  第1法則、第2法則、運動方程式、運動量と力積 運動方程式を微分方程式としてとらえる事が大切である。
第6回目
 落体の運動、等加速度直線運動 加速度(定数)を時刻で積分し、速度、位置を求める。その際に、初期条件が必要になる。
第7回目
 色々な運動  放物体の運動、ばね振り子 物体の運動の種類に応じて座標系を選び、運動方程式を書く必要がある。
第8回目
 単振り子、速度に比例する抵抗力が働く物体の運動 おもりの円軌道の接線方向と法線方向の運動方程式を書く。
第9回目
 仕事とエネルギー 力のする仕事 ベクトルのスカラー積を使う。
第10回目
 力学的エネルギー保存則 運動エネルギーの変化 力による加速を物体の運動エネルギーの増加ととらえる事ができる。
第11回目
 力の場、ポテンシャル(位置)エネルギー 力の場の力からポテンシャルエネルギーを求めること、逆に、ポテンシャルエネルギーから力を求めることの両方ができるようになること。
第12回目
 保存力場における物体の運動 力学的エネルギー保存則を書くことによって、物体の運動を求めることができる。
第13回目
 相対運動(運動する観測者から見た物体の運動) 並進座標系 運動する観測者からみると、物体には見かけの力(慣性力)が働くように見える。
第14回目
 回転座標系 遠心力とコリオリの力の2つの慣性力が働く。
第15回目
 定期試験 

教科書
 物理学基礎(第3版)/原康夫/学術図書出版社/2520円
参考文献
 新編物理学/藤城敏幸/東京教学社/2266円
成績評価方法
 出席を重視し、それと定期試験(中間試験がある)の成績を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
 高等学校で物理ⅠBを履修しなかった場合は、物理学基礎Ⅰを履修した後に物理学Ⅰを受講すること。

更新日:02/07/2005
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