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コンピュータインタフェース実験

科目
コンピュータインタフェース実験
区分
電子工学科科目群
授業コード
54211
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/5678
単位数
2単位
担当者名
塩澤 秀和・青木 文昭
授業の概要
今まで学習してきたハードウェアおよびソフトウェアの技術を総合して、実世界から人間までをつなぐシステムの構築を行う。その際、(1)実世界の環境とハードウェアのインタフェース(センサ回路)、(2)ハードウェアとソフトウェアのインタフェース(マイクロプロセッサとコンピュータI/O)、(3)ソフトウェアと人間のインタフェース(Webプログラミング)をそれぞれテーマとし、各テーマの実験を通して1つのシステムの構築を目指す。本実験では、電子デバイスコース、コンピューティングメディアコースどちらのコースの学生も履修することができる。両コースの学生が互いに協力したり、自分の選択したコース以外の知識を身につけるよい機会である。
到達目標
各テーマは2回で1セットとなっている。奇数回目では、理論を学び、簡単な実験でそれを確かめる。偶数回目では、それぞれの班が自分たちのシステムを作成し、実験結果をレポートにまとめて提出する。これを積み重ねて、コンピュータインタフェースに対する理解を得ることを目的とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業の概要、コンピュータインタフェースとセンサの概要 授業計画の説明とグループ分けなど
実験で作成するシステムの概略、利用できるセンサの種類と役割(青木)
第2回目
入出力センサ回路の製作
【レポート】
センサの入力と出力、A/D変換とD/A変換、センサの入出力実験(青木)実験の計画を立てる
第3回目
シリアルポートとパラレルポート シリアル通信とパラレル通信、シリアルポートとパラレルポートによる入出力、シリアルポートの回路設計(青木)レポートを完成させる
第4回目
シリアルポートによる入出力回路
【レポート】
シリアルポートによるコンピュータへの接続、シリアルポート回路の製作と実験(青木)実験の計画を立てる
第5回目
コンピュータI/Oとマイクロプロセッサ コンピュータの入出力ハードウェア、マイクロプロセッサとPIC、簡単なPICのアセンブラ(青木)レポートを完成させる
第6回目
PICを中心としたシステムの製作
【レポート】
センサ、シリアルポート、マイクロプロセッサ、コンピュータの接続と実験(青木)実験の計画を立てる
第7回目
C言語によるPICプログラミング C言語によるPIC開発、PIC用Cコンパイラの使い方、アセンブラとの対比(塩澤)レポートを完成させる
第8回目
センサ回路用PICプログラム
【レポート】
ある程度複雑なPICプログラミング、センサ回路からのデータ入力とシリアルポートへのデータ出力の実験(塩澤)実験の計画を立てる
第9回目
シリアルポートを扱うプログラムシリアルポートからパソコンへのデータの読み出し、通信手順とエラー処理、JavaまたはC言語による開発(塩澤)レポートを完成させる
第10回目
コンピュータによるセンサデータの処理
【レポート】
JavaまたはC言語によるセンサデータの読み出し・蓄積・処理、実験によるそれらの結果の確認(塩澤)実験の計画を立てる
第11回目
WebページのデザインとWebプログラミングWebページでのデータ表示、HTMLとサーブレット(Java)またはCGI(C言語)によるページデザイン(塩澤)レポートを完成させる
第12回目
システム全体の統合と動作の確認
【レポート】
Webを用いたセンサデータ閲覧システムの完成と実験、携帯電話向けインタフェース等(塩澤)実験の計画を立てる
第13回目
まとめと発表準備まとめと発表の準備レポートを完成させる
第14回目
発表各班が製作したシステムを発表発表の準備をする
第15回目
予備

教科書
プリント配布またはWebテキストの閲覧
参考文献
PICマイコンを使おう(CQ出版社)、PIC活用ガイドブック、C言語に関する本、Java言語に関する本、HTMLに関する本、など…
成績評価方法
提出されたレポートの完成度と、製作されたシステムのオリジナリティによって評価する。提出されたレポートが合格点に満たないと判断されたときは、再提出を含む措置を命じることがある。出席の扱いは専門実験と同様とし全出席が必要である。正当な理由で欠席した場合には予備日の実験によって補う。
そのほか受講者への指示/メッセージ
履修者希望者多数の場合は、抽選による人数制限を行う可能性がある。詳細な内容および日程は、開講までに変更される可能性がある。

更新日:02/09/2004
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