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プログラミング基礎

科目
プログラミング基礎
区分
知能情報システム学科科目群
授業コード
14715
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 火/78
単位数
2単位
担当者名
木戸 能史
授業の概要
工学基礎専門科目の一つとしてプログラミングの基礎を学ぶ。コンピュータは人間が自らの知的機能を代行させる必要が生じて発明された.その後処理能力の速さから人工知能の研究が始まり様々な試みがなされたがやがて脳生理学や人間の知的能力の研究がすすむにつれて到底コンピュータの及ぶところでないことが判明した。現在のノイマン式コンピュータの論理、思考様式が人間とどのように異なるのかプログラミングという作業を通じて体験的に学習する
到達目標
1.コンピュータの思考様式を理解する
2.人間との違いを考察する
3.アルゴリズムの3つの基本構造を理解する
4.プログラミングを通じて以上の事柄を追体験する
5.コンピュータをデータ処理の道具にする
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業ガイダンス ビデオ:電卓とコンピュータ
演習 :UNIX環境とログイン操作
事前学習:ネット検索でコンピュータの歴史を調べる
第2回目
エディタの習得 ビデオ:ハードウェアのしくみ
演習 :UNIX環境とエディタmuleの操作
事前学習:ネット検索でコンピュータのしくみを調べる
第3回目
プログラム作成手順 ビデオ:コンピュータの情報の表現
演習 :C言語プログラム(サンプル)の作成実行
事前学習:ネット検索で2進情報表現を調べる
第4回目
コンピュータは計算ができる ビデオ:ソフトウェアのしくみ
演習 :定数、変数の概念
事前学習:ネット検索でソフトウェアを調べる
第5回目
連接(順次)型構造 講義 :連接型構造とは
演習 :代入、演算子、四則演算、流れ図
事前学習:流れ図、C言語の定数、変数、代入、演算子
事後学習:変数はメモリの位置(番地)に対応している
第6回目
関数 講義 :関数とは
演習 :数学関数、文字列関数、データ型
事前学習:C言語のデータ型、関数
事後学習:コンピュータは命令を順次実行している
第7回目
分岐(選択)型構造 講義 :分岐型構造とは
演習 :if文、論理式
事前学習:C言語のif文、論理式
事後学習:コンピュータはYes/Noの判断ができる
第8回目
多分岐型構造講義 :多分岐型構造とは
演習 :switch文
事前学習:C言語のswitch文
事後学習:ランク分けができる
第9回目
反復(繰返し)型構造講義 :反復型構造とは
演習 :do-while文
事前学習:C言語のdo-while文
事後学習:なるほど高速多量のデータが処理できる
第10回目
3つの基本構文型講義 :3つの基本構文とは
演習 :指定回数反復型for文
事前学習:ここまでの課題を整理する
事後学習:3つの基本構文ですべての論理が表現できる
第11回目
1次元配列型講義 :1次元配列型とは
演習 :複数のデータをまとめて扱う
事前学習:C言語の配列
事後学習:データに背番号がつきメモリの番地を示す
第12回目
データ構造講義 :1次元のデータ構造
演習 :科目の合計、平均を計算する
事前学習:合計と平均
事後学習:最大、最小はどうすれば求まる
第13回目
2次元配列型講義 :2次元配列型とは
演習 :タテ・ヨコ集計
事前学習:2次元配列とは
事後学習:2次元でもメモリーは1次元
第14回目
ファイル入出力型講義 :ファイル入出力型とは
演習 :データを保存、再利用するには
事前学習:ファイルという概念
事後学習:保存できたかな
第15回目
学習成果の確認講義 :コンピュータの思考様式
演習 :未提出課題の処理
試験対策:どんな問題が出るの

教科書
0から始める プログラミングの基礎 -C言語でつくるプログラムの考え方-
益田誠也著 テクノプレス社 1500円
参考文献
UNIXの入門書、エディタ(mule、Nemacs)の入門書、Cプログラミングの入門書
成績評価方法
調査課題(若干)、演習課題(10課題程度)、試験の総体で決める。割合は受講者の理解度によって調整する
そのほか受講者への指示/メッセージ
決められた期間(15週)でコンピュータの思考過程を理解しなければならいことと、毎回の課題レポートをこなす必要があるので始めての方が多いとは思うがかなりハードルが高いことを覚悟する必要がある

更新日:01/29/2004
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