授業の概要 | ニュースや新聞といったメディアには,数字が出現する.「数字は動かぬ事実」のような印象を与えるので,メディアは数字を使って報道に説得力を持たせることを好む.しかし,メディアの数字にはまともなものもあれば,疑義をもつようなものもある.本講義ではメディアの数字を批判的に読み解き,それらの数字を通してその背景の解明を試みる.
加えて,メディアが報じる映像もまた「動かぬ事実」と受け止められる傾向がある.しかし,中にはある目的を持って事実として作り上げられる映像もある.その例として戦争報道などを扱う予定である.
さらに,メディアにおける数字や映像を批判的に読み解いた後で,その真相を直接的に確かめることができなければ,メディア情報にただ疑心暗鬼になるだけである.真意を確かめるにはどうすればいいか,共に考えたい.
※全人教育(情報)、情報リテラシーⅠを履修済みのこと |