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教育心理学

科目
教育心理学
区分
教育学科科目群
授業コード
16042
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 火/78春 金/78
単位数
4単位
担当者名
大井 晴策
授業の概要
 教育心理学とは、広い意味での教育に関する諸問題を心理学の知識と方法によりに考察し、理解していこうとするものである。そこで、本講座は一般に教育心理学で扱われている発達、人格、学習、集団、学校社会、といったテーマを中心に理解をしていく。単に理論や知見を理解するだけでなく、なるべく実践的、現実的観点から実際に学んだことを、活用できる方向付けを考えていきたい。そのため、講義だけでなく簡単な実験や演習も取り入れていく。
到達目標
1取り上げたテーマについての理解度
2取り上げたテーマを活用していく実践力
3教育心理学を理解していく上で必要な専門用語の理解度
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
教育心理学の領域と課題 教育心理学とは:教育心理学とはどのような学問かということを理解していく。テキスト3、4頁を読み、教育心理学の研究領域について頭に入れておく。
第2回目
教育心理学の基礎的理論:教育心理学の基礎となっている代表的な理論について理解していく。テキスト7~12頁を読み、教育心理学の代表的研究者について頭に入れおく。
第3回目
教育心理学の研究方法1:教育心理学で扱われている代表的な研究方法、観察法、実験法、面接法、質問紙法、社会的測定法等について理解していく。テキスト4~6頁を読み、教育心理学の代表的研究方法について予備知識を得ておく。
第4回目
教育心理学の研究方法2:上記の方法について実際的観点から理解を進めていく。授業で扱った教育心理学の研究方法について整理し理解しておく。
第5回目
教育心理学と教師の仕事:教育心理学を教育にどのように生かしていくかを考えていく。(参考:ピグマリオン効果)テキスト13~16頁を読み、教師の仕事について考えておく。
第6回目
発達について 発達についての基礎的理解:発達の概念について理解していく。発達心理学関係の参考文献を基に、発達の概念に関する予備知識を得ておく。
第7回目
発達段階とその特徴:胎児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期についてその特徴を理解していく。テキスト21~29頁を読み、発達段階について頭に入れておく。
第8回目
発達を規定する要因1:遺伝と環境という問題について理解していくテキスト30,31頁を読み、遺伝と環境に関する予備知識を得ておく。
第9回目
発達を規定する要因2:刻印づけ、レディネスの問題について理解していく。テキスト32~36頁を読み、刻印づけ、レディネスに関する予備知識を得ておく。
第10回目
教育と発達:発達と教育の関わりについて考えていく。テキスト37~43頁を読み、発達と教育の関係について考えておく。
第11回目
個人差について知能について:知能に関する基礎的理解をしていく。テキスト47~58頁を読み、知能に関する予備知識を得ておく。
第12回目
性格について:性格に関する代表的な理論について理解していく。テキスト59~66頁を読み、性格理論の代表的なものについて予備知識を得ておく。
第13回目
演習的理解1:性格検査を基に実際的観点から性格の理解す進めていく。授業で扱った性格理論を整理し、理解しておくと共に、自己の性格について考えておく。
第14回目
まとめ1今まで授業で行った内容について整理しておく。
第15回目
学習について学習に関する基礎的理論:条件づけ学習、洞察学習等代表的な学習理論について理解していく。心理学関係の参考文献を基に、学習の基礎的理論に関する予備知識を得ておく。

第16回目

動機づけ:学習における動機づけの問題について理解していく。テキスト77~80頁を読み、学習の動機づけに関する予備知識を得ておく。
第17回目
演習的理解2:動機づけについて賞と罰、叱責と賞賛の効果について事例を中心に検討していく。心理学関係の参考文献を基に、賞罰、に関する予備知識を得ておく。
第18回目
授業の過程:プログラム学習、先行オーガナイザー、を中心に授業の過程について理解していく。テキスト86~91を読み、授業の過程についての予備知識を得ておく。
第19回目
実験的理解1:要求水準の実験を通して要求と学習について理解していく。要求水準の実験に必要な材料を用意する。
第20回目
集団における子ども
子どもにとっての集団:集団活動を通して子どもの発達を理解していく。テキスト109~113頁を読み、子どもにとっての集団の意味を考える。
第21回目
子ども集団の特徴1:フォーマル集団とインフォーマル集団を通して子ども集団の特徴を理解していく。テキスト114~117頁を読み、フォーマル集団とインフォーマル集団に関する予備知識を得ておく。
第22回目
子ども集団の特徴2:ソシオメトリック・テストを用い子ども集団の特徴を理解していく。テキスト118~119頁及び心理学関係の参考文献を基にソシオメトリック・テストに関する予備知識を得ておく。
第23回目
子どもと教師:子どもと教師の人間関係、教師のリーダーシップについて理解していく。テキスト122~127頁を読み、教師のリーダーシップに関する予備知識を得ておく。
第24回目
心の健康1:
演習的理解3:幼児のけんかの事例を基に対応の仕方を検討する。
文献を基に幼児のけんかの意味を理解しておく。
第25回目
学校社会と子どもの成長
心の健康1:心の健康とは何かについて理解していく。テキスト131~139頁を読み、心の健康について考えておく。
第26回目
心の健康2:子どもの代表的不適応行動について理解していく。テキスト138~153頁を読み、代表的不適応行動に関する予備知識を得ておく。
第27回目
心の健康3:心の健康を促す関わり方について考えていく。授業で扱った不適応行動を整理し、心の健康を促す要因について考えてみる。
第28回目
生徒指導と学校カウンセリング:生徒指導における学校カウンセリングについて理解していく。テキスト154、155頁を読み,学校カウンセリングに関する予備知識を得ておく。
第29回目
カウンセリングマインド:教育におけるカウンセリングマインドの考え方について理解していく。テキスト153~158頁を読み、カウンセリングマインドに関する予備知識を得ておく。
第30回目
まとめ2
今まで授業で行った内容について整理しておく。

教科書
 教育心理学ルック・アラウンド/山崎史郎編著/ブレ-ン出版/1995
参考文献
必要に応じ授業時に指摘する
成績評価方法
複数のレポートと期末試験により総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
4単位の授業であるため、内容が豊富であるので、その都度よく整理し理解しておくこと。実験や演習の内容はレーポートにして提出が求められるので、積極的に実験や演習に取り組むことが必要である。

更新日:01/14/2005
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