検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

音楽論概説

科目
音楽論概説
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57083
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
高岡 明
授業の概要
現代の音楽理論研究の成果に基づき、音楽の諸相について考察を加える。特に、音楽が音楽であるために必要な条件とは何か、現代の認知科学的な観点から考察する。
到達目標
音楽の様々な側面を理論的に考察することの重要性を理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
現代の音楽理論 現代の音楽研究の諸相予備知識は必要としないが、十分復習すること。
第2回目
音楽の様々な様式 1 中世から19世紀までの様々な様式の音楽を概観および個々の様式の特徴の理解
第3回目
音楽の様々な様式 2 20世紀の様々な様式の音楽を概観および個々の様式の特徴を理解
第4回目
バーンスタインと生成文法 レナード・バーンスタインと現代の言語学
第5回目
調性音楽の理論 1 伝統的な和声法とその歴史 1
Diatonic setの構造と音階組織
第6回目
調性音楽の理論 2 伝統的な和声法とその歴史 2
Unique Multiplicity Propertyと調性音楽の構造
第7回目
無調音楽の理論 1 ピッチクラス集合論 1
ウェーベルン『変奏曲』の分析 1
第8回目
無調音楽の理論 2ピッチクラス集合論 2
ウェーベルン『変奏曲』の分析 2
第9回目
調性音楽の生成理論認知科学と調性理論
シェンカー理論と生成文法
第10回目
音楽の意味論レナード・マイヤーの音楽意味論
ユージン・ナームアの音楽意味論
第11回目
音楽理論の形式化とその意義形式言語の諸特性:構文論、意味論、決定可能性、完全性
ルール・システムと音楽理論の公理系
第12回目
コンピュータによる音響合成様々な音響合成および音響処理の方法
第13回目
コンピュータによる自動作曲自動作曲の方法と意義
第14回目
様式変遷の理論レナード・マイヤーの様式変遷理論
第15回目
まとめ

教科書
教科書は用いない。コピーを配付する。
参考文献
Bernstein, Leonard. The Unanswered Question: Six Talks at Harvard. Cambridge, Mass.: Harvard University Press, 1976.

Lerdahl, Fred and Ray Jackendoff. A Generative Theory of Tonal Music. Cambridge, Mass.: The MIT Press, 1983.

Meyer, Leonard B. Emotion and Meaning in Music. Chicago and London: The University of Chicago Press, 1956.

Meyer, Leonard B. Style and Music: Theory, History, and Ideology. Philadelphia: University of Pennsylvania Press, 1989.

Narmour, Eugene. The Analysis and Cognition of Basic Melodic Structures: The Implication-Realization Model. Chicago and London: The University of Chicago Press, 1990.

Narmour, Eugene. The Analysis and Cognition of Melodic Complexity: The Implication-Realization Model. Chicago and London: The University of Chicago Press, 1992.

Rahn, John. Basic Atonal Theory. New York: Schirmer, 1980.

Schenker, Heinrich. Free Composition (Der freie Satz). 1st ed. Vienna: Universal Edition, 1935. 2nd ed. by Oswald Jonas. Vienna: Universal Edition, 1956. Tr. and ed. by Ernst Oster. New York: Schirmer Books, 1979.
成績評価方法
学期末の試験によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業は欠席しないこと。
ゲスト講師による特別講義あるいは他の理由により、上記のテーマの順番が変更になる場合がある。

更新日:01/24/2005
検索トップページ担当別50音一覧