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コンピュータミュージックA

科目
コンピュータミュージックA
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
1706917071
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 水/56春 水/78
単位数
2単位
担当者名
高岡 明
授業の概要
Linuxオペレーティング・システム上でコンピュータ音楽言語RTcmix(http://music.coloumbia.edu/cmc/RTcmix/)を用いたコンピュータ音楽作品の制作を行なう。履修者は、様々な音響合成および音響処理の方法を学び、RTcmixによってコンピュータ上に独自のシンセサイザーを組み立て、市販のMIDI楽器では実現不可能な音響合成と音響処理を行ない作品を制作する。
到達目標
音響合成および音響処理の基本的理論を理解し、コンピュータ音楽作品の素材になるサウンド・ファイルをコンピュータ上で生成する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
コンピュータ音楽の領域 日本ではほとんど知られていないMIDI以外のコンピュータ音楽の諸領域を概観する。
第2回目
音響合成の基礎 1 加算合成 1
サンプリング・レイト、量子化、スペクトラル・エンべロープ、アンプリチュード・エンベロープ
プログラムによる音響合成や音響処理に習熟するためには、和声や対位法と同じ様に、反復練習が不可欠である。毎週、必ず課題を実施すること。
第3回目
音響合成の基礎 2 加算合成 2
RTcmix入門。様々な音色の合成
第4回目
音響合成の基礎 3 加算合成 3
プログラムによる倍音構成の制御
第5回目
音響合成の基礎 4 自動作曲 (algorithmic composition) 1
作曲プログラムの作成
第6回目
音響合成の基礎 5 FM音響合成
倍音構成の時間的変化
第7回目
音響処理の基礎 1 IIRフィルター 1
減算合成
第8回目
音響処理の基礎 2音響処理 1
ディレイとフランジャー
第9回目
音響処理の基礎 3音響処理 2
Combフィルターとリバーブ
第10回目
音響処理の基礎 4自動作曲 2
確率モデルとマルコフ連鎖
第11回目
音響処理の基礎 5IIRフィルター 2
スピーチ合成の基礎
第12回目
音響処理の基礎 6音場再生
3Dオーディオ
第13回目
シンセサイザーの作成 1音響合成、音響処理インストルメントの組み合わせ 1
第14回目
シンセサイザーの作成 2音響合成、音響処理インストルメントの組み合わせ 2
第15回目
ミキシング入門複数のサウンド・ファイルのミキシングと音の空間処理

教科書
教科書は用いない。コピーを配付する。
参考文献

RTcmixについては以下のページに解説がある:
http://music.columbia.edu/cmc/RTcmix/docs/docs.html

アメリカの大学で最も広く使用されているコンピュータ音楽の教科書:
Dodge, Charles and Thomas A. Jerse. Computer Music. New York: Schirmer, 1997.

Linux上で使えるコンピュータ音楽関係のソフトウェアは下記のリンク先から無償で入手可能である。
http://ccrma.stanford.edu/planetccrma/software/
http://linux-sound.org/

また、MIDIを含めたコンピュータ音楽に関する情報は以下のサイトで入手可能である。
http://www.computermusic.org/
http://www.harmony-central.com/
成績評価方法
毎週の課題および制作した作品によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
十分に復習すること。欠席しないこと。

更新日:01/18/2005
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