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舞台照明

科目
舞台照明
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57134
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 金/345
単位数
3単位
担当者名
菊地 芳子
授業の概要
□舞台照明デザインの研究。
□舞台で上演される演劇の台本やオペラの楽譜の中には創造の基がある。作者が観客に何を伝えようとしているのかを読み取ることが大切であり、そこから何を表現すべきかを考えて照明のデザインは創られる。そして、観客に伝えるものを表現するためには、正しい技術を使うことも大切なことである。舞台照明デザインを考える上で必要な様々な知識を学ぶと共に作品の本質を理解し、作品を支える芸術としての光の表現について学ぶ。
□この授業は講議と実技で構成される。詳細については初回の授業にて伝達する。
授業に必要な服装と工具等は、各自で用意すること。
なお、履修するには「劇場入門」と「劇場技術B」を修得していることが望ましい。
到達目標
舞台照明の役割とデザインについての基本を学び、作品に良くとけ込んだ光の効果とは何かを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
舞台芸術に於ける照明の表現 授業の進め方のガイダンス。
ショートテスト。
舞台芸術体験を通して感じていること等を整理しておく事。
第2回目
舞台照明の定義 光の表現とその効果の関係。課題を元にプレゼンテーションを行う。
第3回目
光の観察 光と影の関係を、絵画から学ぶ。       〃
第4回目
舞台照明の役割 演出方針と光の演技。       〃
第5回目
戯曲の解釈 写実演劇の照明デザイン。       〃
第6回目
舞台照明の要素 (視覚的効果)
照明生理、光の実体、色の存在。
       〃
第7回目
   〃 (審美的効果)
色光と陰影。
       〃
第8回目
   〃
   
(写実的効果)
自然現象や時間経過。
       〃
第9回目
   〃(表現効果)
環境表現と心理表現。
       〃
第10回目
舞台照明のデザインプロセスイメージの具体化。       〃
第11回目
製図法デザインに必要な書類の数々とその作成。       〃
第12回目
舞台照明の操作照明のチーム構成と、その仕事。       〃
第13回目
光と素材光と立体・平面の関係。
光と色の関係。
       〃
第14回目
光と素材と音光と時間軸の関係。       〃
第15回目
スタジオでの照明デザイン年度末の各種授業発表会での照明デザインと操作を行う。授業時間外の集中授業も行う。

教科書
随時、プリントを配布する。
参考文献
舞台照明学 上巻、下巻/遠山静雄/リブロポート。 舞台照明/大庭三郎/オーム社。 舞台・テレビジョン照明 基礎編/(社)日本照明家協会。 日本舞台照明史/(社)日本舞台照明家協会。 他、授業時に紹介する。
成績評価方法
課題点100%
そのほか受講者への指示/メッセージ
 舞台照明を考える際には技術を無視することは出来ないが、光の表現の可能性を認識し、芸術としての思考と意欲を感じて欲しい。 併せて、プレゼンテーションの重要性と、自分の考えを整理して聞き手に伝える方法も習得して欲しい。

更新日:01/22/2005
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