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演技Ⅲ

科目
演技Ⅲ
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
17016
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 月/34
単位数
2単位
担当者名
笠井 賢一
授業の概要
日本演劇の根源的伝統〈物語る演技・技法〉を学び、現代に生かす。
現代演劇という個々の人格を前提にした対話劇に対し、日本の伝統演劇には神語りから始る〈物語る〉という人格を超越した優れた表現方法を持つ。平家物語や能・狂言さらに文楽・歌舞伎といった多様な文学・演劇の中にそれらは生きており、その演技・技法を学ぶことで、人格を前提とし、役に限定され、ひ弱になりかねない近代演劇の限界を超える演劇的声・肉体を創る。近松門左衛門の『曽根崎心中』を語ることで劇的な世界を表現する声技を身につける。
到達目標
物語る演劇の演技・技法を近松門左衛門の優れたドラマツウルギーと言葉を通して身につけ強靭な声と息を自分のものとする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
《物語る》とは何か 物語る行為の演劇的位置づけなじみうすい古典の言葉を、事前によく読み理解し、発声し舌になじませておくこと。
第2回目
演技としての《語り》 声技としての語りの具体的方法
第3回目
近松の《語り》 人形浄瑠璃と歌舞伎の『冥途の飛脚』
第4回目
《語り》の実技 人物の移り(語り分けるということ)
第5回目
台詞から情景、行為、再び台詞への移り
第6回目
心情を台詞に乗せる
第7回目
内的イメージの表現
第8回目
これらを総合して『冥途の飛脚』を語る
第9回目
第10回目
第11回目
第12回目
第13回目
通して語る
第14回目
第15回目
まとめ発表総合評価

教科書
曽根崎心中 岩波文庫 黄211-1
近松門左衛門 祐田善雄校注
参考文献
その都度配布
成績評価方法
発表50% 授業への参加度50%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/18/2004
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