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服飾文化概論

科目
服飾文化概論
区分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
18098
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/12
単位数
2単位
担当者名
林 卓行
授業の概要
具体的なファッション=流行の分析ではなく、衣服をめぐる身体論、衣服の社会学、衣服の形態論の考察を通じて、「衣服」をドライヴするものはなにかをあきらかにする。なお下記授業計画は最大限度。
到達目標
衣服についての多角的な視点の獲得。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション──衣服を見る 本シラバスを精読のこと
第2回目
社会学からみた衣服1 衣服の流行=ファッションの誕生事前に配られたプリントを元に、「ファッション」の発生ついて各自の考えをまとめておくこと
第3回目
社会学からみた衣服2 ソーステイン・ヴェブレン、『有閑階級の理論』読解事前に配布したプリント(左に挙げた文献から該当箇所をコピーの予定)を熟読のこと。以下第6回まで同じ。
第4回目
社会学からみた衣服3 ゲオルグ・ジンメル、『女性と流行』ほか読解
第5回目
社会学からみた衣服4 ロラン・バルト、『モードの体系』ほか読解
第6回目
社会学から身体論へ ジェンダー論的視点から
──アン・ホランダー、『性とスーツ』ほか読解
第7回目
衣服とその身体性1 「身体論」の背景一般に言われる「身体論」について概観しておくこと
第8回目
衣服とその身体性2鷲田清一、『モードの迷宮』読解事前に配布したプリント(左に挙げた文献から該当箇所をコピーの予定)を熟読のこと。第9回も同じ。
第9回目
衣服とその身体性3「身体論」の限界
第10回目
衣服の形式的分析1衣服のヴォキャプラリ=表現語彙:
ココ・シャネル、マドレーヌ・ヴィオネほか
該当する作品(事前に指示・また左の内容を参照)の基本情報を得ておく。以下第14回まで同じ。
第11回目
衣服の形式的分析2ヴィヴィアン・ウエストウッド/イヴ・サン=ローランほか
第12回目
衣服の形式的分析3三宅一生/山本耀司ほか
第13回目
衣服の形式的分析4川久保玲ほか
第14回目
衣服の形式的分析5マルタン・マルジェラ/フセイン・チャラヤン/高橋盾/渡辺淳弥ほか
第15回目
epilogue/conclusionあるいはappendix衣服を見ること(再論)講義全体を通じて各自考えたことをまとめておく

教科書
なし/必要に応じてプリントを配布
参考文献
講義中に随時指示
成績評価方法
出席充足者を対象に期末試験を行い、すべてその点数によって判断する。ただし必要に応じて中間レポートを課すことがある。その場合は中間レポートと期末試験を同比率で成績評価の材料とする。
そのほか受講者への指示/メッセージ
なにひとつ「おしゃれ」の参考になる授業ではない。したがって、その「おしゃれ」が主たる関心の対象だという学生は受講を断念するのが吉。むしろそんなものには関心がない、という者の受講を期待している。

更新日:01/21/2005
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