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特別研究I

科目
特別研究I
区分
国際経営学科科目群
授業コード
15582
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/34
単位数
2単位
担当者名
飯野 峻尾
授業の概要
日本企業における固定費が、ずっしりと重みを増してきた。それに合わせるように、人件費への関心が高まってきている。人件費管理の変遷を振り返ると、1980年代では「適正人件費」が、1990年代に入ると「人件費の変動費化」が中心となっていった。2000年代に入ると「総額人件費管理」について、関心が移ってきた。進め方としては、まず、拙著の人件費関係のうち「「人件費支払指数」から割り出す適正賃金と最適人員の決め方」(株式会社アーバンプロデュース)をテキストとし輪読した上、人件費の基本的知識を整理し研究の方向性を確認する。つぎは、我が国企業の業種・業態別に人件費の実態を財務諸表などを用いて分析し、現状を認識する。さらに、これらを踏まえ、今後の人件費管理の方向性の提言と、小職が開発した人件費分析手法である「人件費支払指数」の改定版を作成する。
到達目標
まず人件費とは何かを理解し、つぎに人件費支払能力の意味合いを学び、さらに人件費分析手法を習得する。特別研究■の目標としては、人件費についての知識を増大することにある。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
特別研究■の進め方 授業の概要、進め方、この授業を通して身に付けたい能力ブラックボード(以下、Bbという)から、事前にワード資料、「特別研究■の進め方」をダウンロードし熟読の上、授業時に持参すること。またBb上のワード資料、「特別研究参加確認書」を全て記述し、デジタルドロップボックスに授業開始日二日前に送信すること。
第2回目
人的資源管理の範囲 人的資源管理の全体像、サブシステムの関連などについて、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人的資源管理の範囲」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第3回目
人的資源管理を決める要因 人的資源管理を決める6つの要因について、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人的資源管理を決める要因」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第4回目
賃金制度の認識、賃金はどのように決まるのか 賃金とは何か、賃金の決定要因および調整要因について、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「賃金の決定要因と調整要因」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第5回目
人件費の範囲はどこまでか 人件費とは何か、またその範囲をどこまで捉えれば良いのか、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人件費の範囲」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第6回目
なぜ総額人件費管理なのか 総額人件費管理が今日、経営のテーマになり関心が高まっている。ここでは総額人件費管理の意味合いについて、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「総額人件費管理」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第7回目
人件費の伸びを吸収するには
(演習)
総額人件費管理を踏まえ、人件費の伸びをどのように吸収していくのかについて、演習を通して学ぶことにする。発表者は教科書第■章を参考に、「人件費の伸びを吸収する方法について」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第8回目
人件費の支払能力はどのように測定するのか人件費の支払能力の測定について、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「支払能力の測定」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第9回目
人件費の支払能力の見方「人件費支払指数」の考え方、使い方などについて、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人件費支払指数」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第10回目
事例による理解の促進(演習)「人件費支払指数」を事例を用いて、その使い方を習得し、併せて経営課題のつかみ方を学ぶ。チームに別れ、関心のある業界の三社を選び、人件費支払指数を実際に使って人件費の分析と経営課題を発表する。
第11回目
人件費計画について人件費計画の立て方について、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人件費計画」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第12回目
人件費原資、人事部主導の経営計画の策定人件費原資の算出要領および人事部主導の「経営計画」の立て方について、担当者が発表する。発表者は教科書第■章を参考に、「人件費原資および人事部主導の経営計画」のポイントを適切にまとめ、Bb上の掲示板に事前に送信すること。他のメンバーをその資料について、予習の上、授業に参加すること。
第13回目
人的資源管理の方向性これからの企業における人的資源管理の方向性について、全員でディスカッションを行う。二年次に学んだ「人的資源管理」の授業ノート、当該授業で学んだことにもとづき、人的資源管理の方向性について、自分なりの意見を纏めておくこと。
第14回目
人件費の変動費化(講義)春セメスターのまとめに変えて、担当教員が講義を行う。Bbから、事前に「人件費の変動費化」をダウンロードし熟読の上、授業時に持参すること。
第15回目

教科書
「「人件費支払指数」から割り出す適正賃金と最適人員の決め方」飯野峻尾(アーバンプロデュース)、「人件費管理の要点」飯野峻尾(玉川大学経営学部紀要)
参考文献
「活用労働統計」(社会経済生産性本部)、「適正人件費と最適人員の決め方マニュアル」飯野峻尾(アーバンプロデュース)、「実践経営学」飯野峻尾他(学文社)
成績評価方法
課題レポート、出席率(3/4以上)
そのほか受講者への指示/メッセージ
「人的資源管理」の履修者、パソコン操作堪能者、自主性、創造性および行動力がある者

更新日:01/24/2005
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