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監査論
科目
監査論
区分
国際経営学科科目群
授業コード
55560
開設セメスター
8S
曜日・時限
秋 火/345
単位数
3
単位
担当者名
大西 清彦
授業の概要
アメリカを震撼させたエンロンの粉飾事件はエンロンの倒産にとどまらず、全世界に8万5千人の公認会計士を擁していた世界5大会計事務所の1つであるアーサー・アンダーセンを一夜にして崩壊した。21世紀に入り監査理論はこうした市場や国家を崩壊しかねない粉飾の抑止に主眼をおくようになった。それをリスクアプローチという。この講義ではリスクアプローチを中心に最新の監査理論を展開していく。
到達目標
リスクアプローチを中心とした最新監査理論の理解
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
粉飾決算の実態
エンロン事件について
教科書のプロローグを熟読してくること
第2回目
リスクアプローチ(1)
リスクアプローチとは何か
教科書の第1章を熟読してくること
第3回目
リスクアプローチ(2)
財務報告の二重責任
教科書の第2,3章を熟読してくること
第4回目
リスクアプローチ(3)
重要性の概念
教科書の第4章を熟読してくること
第5回目
リスクアプローチ(4)
ゴーイング・コンサーン
教科書の第5章を熟読してくること
第6回目
リスクアプローチ(5)
不正を行う動機
教科書の第6章を熟読してくること
第7回目
内部統制(1)
内部統制とは何か、COSOレポート
教科書の第7章を熟読してくること
第8回目
内部統制(2)
内部統制の弱点
教科書の第8章を熟読してくること
第9回目
監査手続
監査証拠、監査要点、分析的手続
教科書の第9章を熟読してくること
第10回目
監査戦略(1)
監査計画と監査戦略
教科書の第10章を熟読してくること
第11回目
監査戦略(2)
不正リスクへの対応
教科書の第11,12章を熟読してくること
第12回目
監査戦略(3)
内部統制への依拠
教科書の第13章を熟読してくること
第13回目
意見形成
監査意見の種類、意見形成の過程
教科書の第17章を熟読してくること
第14回目
まとめ
CSRとの関係
教科書を通読してくること
第15回目
まとめ
CSRとの関係
教科書を通読してくること
教科書
浜田康『不正を許さない監査』日本経済新聞社
参考文献
山浦久司『会計監査論〔第3版〕』中央経済社
成績評価方法
定期試験、小テスト、レポート
そのほか受講者への指示/メッセージ
企業社会に入ると不正会計問題はあらゆる人に関係してきます。いまや監査論は公認会計士になる人だけの科目ではなく、そうした不正会計問題から身を守るためにすべての人が学ぶ必要があります。最新の会計事情を把握するためには「国際会計論」と併せて履修することをお奨めします。
更新日:
01/24/2005
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