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科学史

科目
科学史
区分
コアII自然科学科目群
授業コード
1502355024
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/34秋 火/34
単位数
2単位
担当者名
長瀬 文昭
授業の概要
自然科学の歴史的発展の中で、特に人類が自然界を認識し、技術・文明の進化に対し大きな影響を与えた重要な事象や発見をテーマとして取り上げて講義する。その中では出来る限り個々の重要な科学的発見が達成されるに至る多くの研究者の研究の歴史を追い、またその科学的発見が基礎となって技術の進化や産業の発展につながっていく様をたどるようにする。さらに講義の各テーマの中で中心的な活躍をした偉大な科学者がいかに考え,どのように研究を進めて発見に至ったかを解き明かす。さらにその個々の科学者の個人的な人間性を表すエピソードなども紹介する。
到達目標
科学する事とは、人間が考えることから始まり、観察し、実験し,規則性・法則性を見つける事であるとじっかんしてもらう。そして科学の発展により人間は自然界・自然現象に対する理解を深め,さらにその基礎の上に技術の発展や産業の発展があり、その先に豊かな文明を持つ人間社会が形成される事を認識するのが目標である。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
序論/人間は考える葦である 宇宙・物質・生命を考える科学と技術、科学と哲学の関係
第2回目
地球を計る・宇宙を計る 長さ、時間、質量など単位の話。光速、万有引力定数など物理定数の測定の話。
第3回目
天動説から地動説へ 古代天文学の変遷。コペルニクス・ガリレオによる惑星の運動の観察。ケプラーの惑星運動の三法則
第4回目
人の住む惑星・地球 地球の内部構造、大気・海洋大循環、地震、地球温暖化、現代の地球環境科学。空から見た地球。
第5回目
ゼロの発見/数の発見 物理法則記述の基礎としての数学。ユークリッド幾何学、ピタゴラスの定理、微分学・積分学
第6回目
物体はどう動くのか 万有引力の発見、プリンピキアとニュートンの生涯。物体運動に関する力学の三法則。
第7回目
日本の科学/東洋の科学 日本と中国の天文学。和算/そろばん/計算尺。中国医学。平賀源内、長岡半太郎。
第8回目
永久機関は出来るか?熱力学の確立。熱エネルギーと運動エネルギーの交換。熱機関と産業革命。
第9回目
宇宙へ飛び出せロケット技術の発達と人工衛星の発展。宇宙開発、月・惑星探査。宇宙からの天文学。
第10回目
生命はどこからダーウィンの種の起源、遺伝と進化。宇宙で分子合成。太陽系外地球型惑星の探査。遺伝子とバイオ技術。
第11回目
雷から電気を集めるフランクリンによる電気の発見。マックスウェルの電磁気学。発明王エジソン。電気産業、電子技術。
第12回目
曲がった時空アインシュタインの生涯。特殊相対性理論と一般相対性理論。相対論的効果をどうして計る?
第13回目
ミクロの物理学分子、原子、原子核、素粒子。量子力学を発展させた学者群像。湯川秀樹、朝永振一郎。
第14回目
音も光も波である音速の測定。光の波動性と粒子性。電磁波の利用ー無線通信、ラジオ、テレビ、携帯電話。
第15回目
もっと小さく/ミクロの技術真空管から半導体へ、さらに超高密度集積回路へ。ミクロ技術からナノテクへ。遺伝子工学。

教科書
使用しない。
参考文献
授業時に随時紹介する。
成績評価方法
出席回数、授業時の小テスト、学期末試験で総合評価。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:
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