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心理学
科目
心理学
区分
コアII社会文化科目群
授業コード
10004
、
10014
、
50010
、
50020
開設セメスター
1S
、
2S
曜日・時限
春 月/34
、
春 月/56
、
秋 月/34
、
秋 月/56
単位数
2
単位
担当者名
井下 千以子
授業の概要
人の「こころ」は目には見えないものですが、「こころ」のはたらきはその人の発することばや表情、動作に読み取ることができます。心理学ではこうした言語表現や表情、動作などを行動と呼んでいます。どのような行動がどのような条件のもとにおこるのか、心理学ではできるだけ客観的・科学的な立場から、人間を理解しようとします。授業では、学問的に確立されたスタンダードな知識を体系的に提示するとともに、それを日常の場面や受講生の関心と照らし合わせ具体的に解説していきます。
到達目標
心理学に関する知識の習得だけでなく、講義を通して自分の関心をどのように発展させていけばよいのかという「考える力」の育成を目指します。したがって、授業では毎回自分の考えを「書く」という課題を出したり、発言を求めたりします。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
心理学とはなにか
心理学の歴史、研究領域、研究方法、履修調査
シラバスを確認しておく。
第2回目
行動の発生
人間と動物の違い、本能的行動、学習行動
テキストの第2講を読んでおくこと。以下同様。
第3回目
要求-人を動かすもの
一次的要求、二次的要求、要求水準と自我関与
第3講
第4回目
要求と行動
葛藤、代償行動、フラストレーション、ストレス
第4講
第5回目
記憶-過去をになうもの
記憶のメカニズム、日常における記憶の変容
第8講
第6回目
視知覚Ⅰ-見えの世界
錯視、図と地、群化の法則
第13講/ 視聴覚センターで授業をおこなう。
第7回目
視知覚Ⅱ-見えの世界
奥行き知覚、知覚の恒常性、運動の知覚
第13講/ 視聴覚センターで授業をおこなう。
第8回目
学習-経験のはたらき
条件づけ、学習の転移、状況に埋め込められた学習
第9講
第9回目
思考とことば
思考の道具としてことば、問題解決、メタ認知
第11講
第10回目
発達Ⅰ
発達の生物学的基礎、親子関係、ライフコース
第14講
第11回目
発達Ⅱ
青年期とモラトリアム、理想自己と現実自己
第14講
第12回目
性格
性格の構造と類型、性格の形成
第6・7講
第13回目
授業のまとめと振り返り
試験に関する内容説明、授業内レポート
テキストとノートを復習しておくこと。
第14回目
期末試験
選択肢問題と記述式問題
テキストとノートを復習しておくこと。
第15回目
教科書
大山 正・詫摩武俊・中島 力 著「心理学(新版)」有斐閣双書。
参考文献
授業において適宜紹介します。
成績評価方法
出席、授業内での課題と期末試験を加味して評価します。ただし、本学の規則に沿って、出席率が75%に満たない学生は期末試験の受験を認めません。
そのほか受講者への指示/メッセージ
講義をなんとなく聴くのではなく、受講生自身が自分にとっての重要な問題や関心あるテーマを積極的に発掘し、主体的態度で授業に臨むことを期待します。
更新日:
01/20/2005
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