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芸術と生活 (芸術学部1年生対象)

科目
芸術と生活 (芸術学部1年生対象)
区分
生活関連科目群
授業コード
5717158155
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
石田 一志
授業の概要
日常生活のなかで我々は様々な美的・感性的な能力を働かせている。芸術現象は、古来、哲学的にあるいは科学的に分類されてきたし、教育システムを含めて諸芸術の専門的分化が進められてきたが、これとは逆に近代以降、全人的な表現活動をおこなった総合的芸術家に焦点が当てられたり、総合的・統合的な芸術作品をめざしたコラボレーションに注目が集まるようにもなった。前者に「生活」の、後者に「社会」の芸術的結晶をみることができよう。
到達目標
20世紀における全人的表現活動の歴史と様式の理解。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
導入 ワーグナーの総合芸術論「未来の芸術」の美学とその方法。
第2回目
世紀末芸術1 象徴主義と印象主義芸術至上主義と「純粋芸術」
第3回目
世紀末芸術2 ドビュッシーの《牧神の午後への前奏曲》ことば・音・色・動きの「照応」。
第4回目
表現主義1 無調音楽と抽象絵画、スクリャービン芸術至上主義と「絶対芸術」。
第5回目
表現主義3 シェーンベルクの音楽と絵画全人的「表現」者。
第6回目
新しい総合芸術 ディアギレフとロシア・バレエ団1新しい総合芸術としての「バレエ」。
第7回目
新しい総合芸術 ディアギレフとロシア・バレエ団2「前衛芸術」の役割。
第8回目
両大戦間1ロシア・アヴェンギャルド政治の革新と芸術の革新。
第9回目
両大戦間2バウハウスと音楽総合芸術としての建築。
実験教育について。
第10回目
両大戦間3コクトーの詩的世界「詩」としての小説・演劇・絵画・映画。
第11回目
両大戦間4コクトーのコラボレーションバレエ「パラード」から映画「オルフェの遺言」まで。
第12回目
第2次大戦後1ケージの思想脱近代と「沈黙」「偶然」「不確定性」。
第13回目
第2次大戦後2フルクサスの運動諸メディアの融合として「インターメディア」。
第14回目
第2次大戦後3ミニマル・ミュージックの誕生「ポスト・モダニズム」への道。
第15回目
その後の展開まとめ各回のキーワードに基づくまとめ・展望。

教科書
適宜に指示する
参考文献
講義の中で紹介する
成績評価方法
レポート50パーセント、出席率50パーセント
そのほか受講者への指示/メッセージ
音楽を中心に授業を展開するが、総合芸術をベースに授業をすすめる。自分の芸術のジャンルの視野を広げる意味で、興味を持って積極的に参加してもらいたい。

更新日:01/24/2005
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