授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | コミュニケ-ションとは何か | コミュニケーション、および社会的コミュニケーションとは何かを定義づける | 各授業において簡単なレポート(A4・1枚、原稿用紙・3枚程度)を提出してもらう。詳細は授業において説明する |
第2回目 | 相互行為論 | G・H・ミードの自我論、H・G・ブルーマーの象徴的相互作用論、メディア論などを概説 | 以下、そのレポートの課題である
・うわさについての経験談・意見 |
第3回目 | 情報伝播としてのうわさ | うわさの心理的メカニズムを集合行動として概説 | ・ブランド好きをどう思うか |
第4回目 | 流行・ファッション | 現代社会における流行を意味をめぐるコミュニケーションとしてボードリヤールなどから概説する | ・テレビのやらせについてどう思うか |
第5回目 | マス・コミュニケーションの影響力 | マス・メディアは我々に擬似環境を提示している。そこdえ、メディアによる現実構成機能について概説する | ・心に残っているドキュメンタリーについて |
第6回目 | ポピュラー文化の考察(1) | NHKの「プロジェクトX」を取り上げ、そのメッセージ性に着目して批判的に検討する | ・スマップをどう思うか |
第7回目 | 〃 (2) | アイドルのSMAPを取り上げ、ポピュラー文化を見る悦びや問題点について批判的に検討する | ・オタクをどう思うか |
第8回目 | オタク的コミュニケーション | 虚構世界を親和性をもつオタクが、どのようなコミュニケーションの特徴を持っているのか概説する | ・インターネット、携帯電話に対する批判についてどう 考えるか |
第9回目 | インターネット・携帯電話と人間関係 | インターネットや形態電話に向けられる批判を対人関係の変貌という視角から検討する | ・マニュアル的な対応をどう思うか |
第10回目 | マクドナルド的世界とマナー | ファーストフード店に見られる営業スマイルを象徴とする現代的なコミュニケーション形式を社会学的に概説する | ・体育会的な先輩・後輩関係をどう思うか |
第11回目 | 世間とコミュニケーション | 日本的な恥意識、「イエ意識」世間について、行動規範という視点から社会学的に検討する | ・理想的な関係(恋人・夫婦など)とはどのような関係
か |
第12回目 | 親密な人間関係は可能か | 友人・夫婦・恋人関係において親密になるとは、どのようなコミュニケーションの力について検討する | ・『ことばがひらかれる時』(ちくま学芸文庫)を読ん で感想文 |
第13回目 | コミュニケーションと肌理 | 声が届くとはどういうことだろうか。他者の身体が導くコミュニケーションの力について検討する | 以下は適宜指示 |
第14回目 | 若者のディス・コミュニケーション | 現代の若者はやさしいと言われる。そのやさしさの中身や社会性について概説する | |
第15回目 | コミュニケーションと公共性 | ハーバーマスの理論を参考に、批判可能な妥当性要求から合意をめざすコミュニケーションが可能かどうか検討する | |