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日本語史

科目
日本語史
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
51878
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 火/34
単位数
2単位
担当者名
兼築 清恵
授業の概要
現在、我々が使っている日本語にはこれまで様々な変化を経ており、これからも変化し続ける。その一方で、「口」「耳」などの基礎語のように、記紀・万葉の時代から、変わることなく使われているものもある。言語の内的変化の要因の究明を中心に、日本語変化のメカニズムを探ることにする。日本語の歴史的変化は、通時的なものであるが、幸い日本語諸方言にその変化の過程を見ることが可能な部分もある。日本語史の解明にむけて、方言という共時的な視点からのアプローチも行っていく。
到達目標
日本語が辿ってきた変化の方向を理化し、現代語を正しく理解、分析できる力を養う。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
日本語史授業概説 日本語史の資料とそのアプローチの方法毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第2回目
古代日本語の特徴 上代特殊仮名遣いと上代8母音説(推定音声を聴く)
上代音節結合法則と母音調和
毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第3回目
中古の表記と音韻 いろはの歌の謎(作者はだれか?日本語史からの考察)毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第4回目
中古の表記と音韻 ハ行音の変化と、いわゆるハ行転呼(方言と発音、推定音声を聴く)毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第5回目
中古の表記と音韻 音便発生の事情
中古の音声を聴く
毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第6回目
中古の表記と音韻 仮名遣いの発生毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第7回目
古代語から近代語へ アクセントと仮名遣い(アクセント史の研究)
定家仮名遣い(原理とその批判)
毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第8回目
古代語から近代語へ活用語の変化(連体形と終止形)毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第9回目
古代語から近代語へ四つ仮名の衰退・オ段長音の開合の区別と消滅(音曲と仮名遣い書)毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第10回目
中央語の移動江戸語の成立とその特徴毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第11回目
江戸語から現代語へ音韻変化と形態変化について毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第12回目
標準語の成立言語変化の方向毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第13回目
まとめ現代日本語の変化毎回、次の授業までの課題を出すのでそれを必ずやってから授業に臨むこと。
第14回目
第15回目

教科書
授業時プリント配布
参考文献
小松英雄『日本語の歴史』(笠間書院 2001年)
『日本語の歴史』全8巻 (平凡社 1966年)
『講座 国語史』全6巻 ( 大修館書店 1972年)
国語学会編『国語学大辞典』(東京堂出版 1980年)
佐藤喜代治編『国語学研究事典』(明治書院 1977年)
亀井孝・河野六郎・千野栄一編著『言語学大辞典セレクション 日本列島の言語』(三省堂 1997年)
成績評価方法
小レポート25%、授業参加度25%、学期末テスト50%
そのほか受講者への指示/メッセージ
現代語の変化を考えると、日本語の歴史が見えてきます。

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