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人間と環境

科目
人間と環境
区分
人間学科科目群
授業コード
11017
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 火/34
単位数
2単位
担当者名
稲津 厚生
授業の概要
環境を離れて生命はなく、生命のあるところに環境が成り立つ。この状況は、生物の一員であるヒト、およびヒトが構成する人間社会についても、当然のことながら当てはまる。また、人間は環境の影響を受けて変化するが、一方では環境に働きかけて、それを変化させることもできる。従って、環境を理解することは人間としての自己を理解することでもあり、また環境に対して何ができるかを探求することでもある。
本講義では、上記の理解や探求の促進を目的として、おもに自然科学(とくに生物学と農学)の立場から人間と環境の関わりを論述するが、テーマによっては、人文科学や社会科学の視点も交えた内容となる。
到達目標
人間と環境のかかわりについて、関心を深め、客観的に理解することができるようになるとともに、身の回りの地域や地球規模での環境における自分の役割に気づく。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生命と環境1 自然とは、生命の特徴、ヒトと人間、人工とは、環境とは
第2回目
生命と環境2 地球環境の変遷と進化、自然分類、遺伝子型と環境・適応
第3回目
文明と環境1 文明の基盤ついての環境、文明の盛衰と環境
第4回目
文明と環境2 文明が育てた植物に見る文明と環境との応答、作物の起源
第5回目
時間・空間と環境1 季節や年中行事に見る環境認識、旅と日常における環境
第6回目
時間・空間と環境2 地球上の環境区分、自然環境と風土
第7回目
環境科学の背景と成立 自然観と人間観の歴史、全人教育、環境科学の誕生と発展
第8回目
地球の環境問題1都市における現状と課題、花の街づくり
第9回目
地球の環境問題2農村における現状と課題、環境保全型農業
第10回目
地球規模での環境問題1気圏:温暖化、オゾン層の破壊ほか
第11回目
地球規模での環境問題2地圏と水圏:砂漠化、海洋汚染ほか
第12回目
地球規模での環境問題3生物圏:熱帯林の動態、生物多様性の危機、人間圏の提唱
第13回目
自然保護自然破壊と自然保護の歴史および展望
第14回目
環境倫理食と健康、環境問題と各自の役割
第15回目
期末試験

教科書
使用しない。資料(プリント)を適宜配布する。
参考文献
①東京農工大学農学部生物圏環境科学専攻編「地球環境と自然保護」培風館
②一戸良行ほか著「環境と生態〔人間と地球〕」培風館
成績評価方法
レポート、期末試験によって評価。
そのほか受講者への指示/メッセージ

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