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人間と心理

科目
人間と心理
区分
人間学科科目群
授業コード
11037110375101751017
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 水/78春 金/12秋 火/56秋 金/12
単位数
4単位
担当者名
大竹 信子
授業の概要
心の働きに焦点をあて、人間について考察する。本講義では、科学としての心理学の立場から、実証的な方法によって見いだされた事実に基づいて、人間の心の働きと行動について考察する。人間以外の動物にも心の働きはあるのか、生物としての「ヒト」は他の動物とどう違うのか、人は世界をどのように理解しているのか、人はどのようにして経験から学び時間的展望をもって生きているのか、人は社会の中でどのように他者と関わって生きているのか、人はなぜ感情・情動をもつのか・その働きは何か、などの問題をとりあげ、人間とは何かを探究する。
到達目標
実証的な事実に基づいて人間について考える態度・思考の方法を身につける。講義でとりあげる基礎的概念・知識を習得し、それらを用いて人間とは何かを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 「人間と心理」を学ぶ:何をどのように学ぶか-「心の働きと行動」を科学的に理解する-実証的方法とはどのようなものか、実証的事実に基づいて考えるとはどういうことか
            
シラバスを読んでおく。
第2回目
人はどのように世界を理解し、どのように世界とかかわるのか(1) 人としての生得的基盤と世界の理解:乳児にとって世界は無秩序で混沌としたものか-乳児によるものの世界の理解前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。
第3回目
人はどのように世界を理解し、どのように世界とかかわるのか(2) 人としての生得的基盤と世界との関わり:人に対する関心と他者との関わり         〃
第4回目
人と他の動物の違い 動物の環境世界と人の環境世界、動物にも心の働きはあるか         〃
第5回目
経験から学ぶ(1) 直接経験から学ぶ:不随意的行動の学習前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。講義でとりあげられるトピックについて、自分の日常生活の中で該当する例を考える。         〃
第6回目
経験から学ぶ(2) 直接経験から学ぶ:随意的行動の学習        〃
第7回目
経験から学ぶ(3) 他者の経験から学ぶ:観察学習・モデリング        〃
第8回目
時間的展望をもって生きる(1)記憶がつなぐ人の過去と現在:人のアイデンティティを支える記憶       〃
第9回目
時間的展望をもって生きる(2)人の過去は現在にどう影響するか:記憶のしくみと働き、過去が現在を作り、現在が過去を再構成する、再構成活動としての記憶       〃
第10回目
感情(情動)の動物としての人間(1)感情・情動のしくみ       〃
第11回目
感情(情動)の動物としての人間(2)感情・情動の働きと人間の行動における意味       〃
第12回目
人の認知と感情認知と感情・情動は互いにどのように影響しあっているか       〃
第13回目
人の行動を決めるのは?(1)人の行動を決めているのは何か?誰か?:環境によってコントロールされるのか?自己の選択によって行動するか?ー動機づけの問題       〃
第14回目
人の行動を決めるのは?(2)行動の原因を何に求めるかと無力感・有能感      〃
第15回目
人は自分の心をどこまで知っているか(1)人は自分の心のしくみを知っているか:錯覚、知覚的防衛      〃

第16回目

人は自分の心をどこまで知っているか(2)人は自分の行動の原因を知っているか:サブリミナル知覚、潜在記憶        〃
第17回目
人は自分の心をどこまで知っているか(3)人間の意識:意識と言語         〃
第18回目
他者の心を読む・知る(1)心をもつ存在として他者をみる          〃
第19回目
他者の心を読む・知る(2)どのようにして他者の心を知るか          〃
第20回目
自己と他者他者との関わりを通して自己を認知する          〃
第21回目
他者と関わる(1)共感性と向社会的行動(援助行動)          〃
第22回目
他者と関わる(2)道徳性:公正と正義、責任と配慮、文化と道徳性          〃
第23回目
他者と関わる(3)敵意・フラストレーションと攻撃性・攻撃行動          〃
第24回目
他者と関わる(4)人の行動はどのように集団の影響を受けるか          〃
第25回目
他者と関わる(5)人の行動は他者との社会的関係によってどのような影響を受けるか          〃
第26回目
まとめ人間はどのような存在か          〃
第27回目
          〃
第28回目
第29回目
第30回目

教科書
教科書は特に指定せず、適宜、資料プリントを配布する。
参考文献
講義において、適宜、紹介する。
成績評価方法
授業の出席、授業参加度(上記の授業を受けるにあたっての欄に記載されている準備を含む)、レポートおよび期末試験によって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートは指定された期日に提出すること。課されたレポート及び期末試験はすべて提出・受験しなければならない。

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