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生物学A

科目
生物学A
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
53550
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
南 佳典
授業の概要
生命が地球上に誕生してから35億年以上といわれているが,現在の地球にはあふれんばかりに生物が多様に存在している.多様性維持の機構は,地球を取り巻く気候や地形などの無機的環境と生物の相互作用によって,進化という形でもたらされたものである.形態のみならず,エネルギー獲得の手段や増殖方法など様々に変化し環境に適応してきた.ここでは,生物多様性に焦点を当て生命現象を議論しながら,地球環境についても検討を加えていく.
到達目標
生物学は基礎科目であるが,ここ数十年間で新しい知見が続々と発見され,飛躍的に情報が増加した.幅広い知識を身につけることが必要であり,さらに新たな情報に対する探求心を持つことを目標とする.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生物とは? ガイダンス -生命について検討し,生命の誕生から現在の多様性を概観する-生命誕生のプロセスについて調べよ.
第2回目
生物地理学 生物多様性の地史的変化 -絶滅の生物学-絶滅とはどういう事か?
第3回目
分類と系統 生物界の分類概念と系統学生物分類における階層を調べておくこと.
第4回目
進化生物学 進化の証拠としくみ -その1.ラマルキズムとダーウィニズム-
第5回目
  〃 進化の証拠としくみ -その2.ネオ・ラマルキズムとネオ・ダーウィニズム-
第6回目
生体の構造 細胞の構造と組織 -それぞれの働きについて-
第7回目
繁殖 自己複製を残す生物の戦略(繁殖生態学) -ニッチの獲得-
第8回目
代謝無機栄養,光合成,呼吸,アミノ酸,脂質,多糖類,二次代謝物質呼吸と光合成について調べよ.
第9回目
群集と個体群生物群集の分布 -その維持構造と個体群間の相互作用-
第10回目
環境変動と生物環境の変動に対する生物の反応 -将来的な生態系変動の検討-進みつつある環境変動が及ぼす生物への影響を考えてくること.
第11回目
生物多様性多様性とは? -その1.生物間の相互作用-
第12回目
  〃多様性とは? -その2.生物と地球環境の相互作用-
第13回目
資源生物学人間による生物の利用 -食料,薬,bioremediation-生物利用の例を数例挙げよ.
第14回目
遺伝子工学とバイオテクノロジー育種,細胞および組織培養,遺伝子工学の功罪
第15回目
総合考察多方面にわたる見地から生物多様性について討論する

教科書
特に指定はしない.下記の参考文献を読むことを勧める.
参考文献
新版 図説生物学/伊藤智夫他/建帛社
現代生物学図説・改訂版/荒木忠雄他/培風館
生物学〈生命を考える〉/織田秀実他/開成出版
応用生物学の基礎/板垣博他/講談社
バイオテクノロジー概論/相田浩/建帛社
成績評価方法
小テスト(20%),エッセイ(20%),期末試験(50%),聴講姿勢(10%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
成績評価法に記したとおり,講義に対する積極的な姿勢を望む.特に,講義中での議論や意見の発言を重視する.

更新日:01/27/2004
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