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有機化学III

科目
有機化学III
区分
応用生物化学科科目群
授業コード
1354553554
開設セメスター
5S4S
曜日・時限
春 木/67秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
堀 浩,佐藤 幸治
授業の概要
有機化学Iおよび有機化学IIで有機化学の基礎的知識を修得し、応用生物化学の専門過程に進級してさらに勉強を進めていく学生に対して、それぞれの専門分野で必要となる有機化学的知識の蓄積と理解を深める。この授業では、生物化学と特に深い関係のある生体分子(炭水化物、脂質、アミノ酸とタンパク質、核酸)の構造論・反応論に重点が置かれる。機能論については、同または後のセメスターで開講される生物化学IおよびIIで詳しく講義される。
到達目標
有機化学IおよびIIで炭素原子から有機化合物全般にわたる物質の性質、構造を理解したが、有機化学IIIでは主に生物が関係する有機化合物の機能と構造を理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
アミン類 脂肪族・芳香族アミン(構造、塩基性度、合成、反応)窒素原子の構造、Lewisの酸塩基の定義について復習して置く。(化学I)
第2回目
フェノール類 フェノール(構造、酸性度、合成、反応)アルコール類の化学、エノールについて復習。(有機化学II)
第3回目
糖質の化学 糖質の立体配座と立体化学(Fischer投影式とHaworth投影式)立体配置、立体配座、舟型、椅子型6員環について、復習。(有機化学I)
第4回目
糖質(二糖類および多糖類)アセタール、消化吸収について復習。(有機化学I、高校生物)
第5回目
脂質の化学 脂肪と油(構造、立体化学、生合成)カルボン酸とエステル親水性と疎水性について復習。(有機化学I, II)
第6回目
脂質(リン脂質、プロスタグランジン、テルペン、ステロイド)細胞膜、石鹸について復習(生物学I、高校化学)
第7回目
アミノ酸とタンパク質の化学 アミノ酸(構造、等電点、R,Sアミノ酸分割)教科書を読んでおく。
第8回目
ペプチド(構造決定と配列、ペプチド合成)田中耕一さんのノーベル賞の業績について調べておく。
第9回目
タンパク質と酵素教科書を読んでおく。
第10回目
複素環と核酸の化学五員環および六員環複素環化合物教科書を読んでおく。
第11回目
ヌクレオチド(塩基、ヌクレオチド、(デオキシ)リボ核酸)核酸の5種類の塩基成分をあらかじめ覚えておく。(生物学I)
第12回目
核酸(DNAの配列決定、DNAおよびRNAの構造と(生)合成)生物のセントラルドグマについて復習。(生物学I)
第13回目
物質代謝の化学異化作用マップ(β酸化、解糖、アセチルCoA、TCAサイクル)エネルギー代謝系について復習。(生物学I)
第14回目
同化作用マップ(脂肪酸の同化、糖新生)教科書を読んでおく。
第15回目
分子軌道法と有機電子論分子軌道と電子密度による有機化学反応の理解有機分子の電子軌道の復習(有機I)

教科書
Organic Chemistry 5/J. McMurry 〈訳本:第3巻〉
参考文献
J. McMurry:“Organic Chemistry”,5th Edition,Brooks/Cole Publishing Company,New York,2000
成績評価方法
定期試験と授業時における理解度
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/09/2004
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