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動物生態学
科目
動物生態学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53012
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/34
単位数
2
単位
担当者名
小野 正人
授業の概要
最近の進化生態学、行動生態学(社会生物学)、化学生態学などの進展によって、野生動物の世界に見られる行動と社会の謎が解明されてきた。さらに、生物の多様性を守ること、すなわち保全生態学の必要性が叫ばれている。本講義では、スライド、ビデオなども用いて、できるだけ具体的な例を挙げながら解説したい。
到達目標
動物の生態にみられる様々な現象を至近要因と究極要因の両面から考えられるようにする。保全生態学的な考え方の重要性を理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
動物生態学序論
生態学の歴史的展開、分科
第2回目
〃
個体群と群集
第3回目
〃
生命現象における至近要因と究極要因
第4回目
進化の基盤
血縁淘汰と包括適応度
第5回目
〃
性淘汰と性比理論
第6回目
〃
進化的に安定な戦略:ESS
第7回目
〃
昆虫の受精様式と精子競争
第8回目
〃
DNAフィンガープリント法
第9回目
生命の存在様式(地球共生系)
生物の相互作用、競争と共生
第10回目
〃
生態学的に安定な種の組み合わせ:ESSS
第11回目
〃
共進化:Coevolution
第12回目
〃
生物多様性:Biodiversity
第13回目
21世紀への貢献
保全生態学
第14回目
第15回目
教科書
動物生態学 伊藤嘉昭他 蒼樹書房 6,695円
参考文献
生態と環境 松本忠夫 岩波書店 2,800円
動物コミュニケーション 行動のしくみから学習の遺伝子まで T.R.ハリディー他 西村書店6,090円
保全生態学入門 鷲谷いづみ,矢原徹一 文一総合出版 3,150円
ファイトテルマータ:生物多様性を支える小さなすみ場所 茂木幹義 海游舎 2,520円
成績評価方法
期末試験の結果に出席率を加味し、5段階に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
更新日:
02/14/2003
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